会見した吉村洋文大阪府知事=大阪府庁

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 大阪府吉村洋文知事(45)が16日、大阪府庁で会見し、15日の大阪府内での新型コロナウイルス新規感染者が61人だったことについて「第1波を終えてから最高の人数。検査数1000件超は過去最高。徐々に広がりつつある認識。若者中心に広がり、年配の人と接して拡大している。東京ほどでなくても、広がりの傾向が似ている。東京の後追いで増やさないよう対策をしていきたい」と懸念を示した。

 現時点で大阪モデルは黄信号。「医療体制は支障ない」としたが、夜の街関連を起点として感染が拡大していることから、この日から大阪・ミナミで飲食店勤務者や利用者に向け、唾液による臨時PCR検査実施場を開設することも発表。1日最大90人の検査が可能で「ピンポイントの戦略が必要。(検査対象者は)申告ベースでやる。少しでも症状を自覚する人は積極的に利用してほしい」と呼びかけた。

 また、政府が22日からスタートさせる観光支援事業「GoToキャンペーン」について「やめるべきではないが、今いきなり全国へ広げていいのか。近くの地域で始めましょうというのが僕の考え」と改めて示した。その理由として「病院の重症ベッド数は地域によって違う。東京や大阪は数が多いが、その感覚で病床数の少ない地方へ行って、感染を広げることについて、許容性を考えるべき」と説明した。知事は14日のツイッターに「全国的なGoToキャンペーンは今、やるべきではない」との思いを投稿していた。