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ゴールデンウィーク(GW)は、旅行などで長距離移動が増える一方、自動車のトラブルも多くなる時期だ。

GWにはどのようなトラブルが多いのか、どうすれば防げるのか。ドライバーが注意すべきポイントを日本自動車連盟(JAF)に取材した。

●「過放電バッテリー」が最多理由

JAFの統計によると、2024年度のロードサービス出動理由は、1位が「バッテリー上がり」(約42%)、2位が「タイヤのパンク・空気圧不足」(約20%)で、この2つだけで全体の約6割を占めている。

さらに、一般道路と高速道路では傾向が大きく異なる。一般道路ではバッテリー関連が最多となる一方、高速道路ではタイヤトラブルが突出して多く、約4割となっている。

実際、2024年のGW期間中(4月27日〜5月7日)も、一般道路では「過放電バッテリー」が約36%で最多、高速道路では「タイヤのパンク・空気圧不足」が約37%で最多となっており、長距離・高速走行が増える連休特有の傾向もみられた。

●お出かけ前のチェックポイントは?

では、トラブル防止のためにはどう備えたらよいのか。弁護士ドットコムニュース編集部の取材に対し、JAFの広報担当者はこう説明する。

「GWの長距離移動となりますと予期せぬ渋滞や事故に巻き込まれる可能性がございます。

余裕を持った走行計画や早めの給油、ガソリンスタンドの場所や営業時間を確認していただきたいです。

また、事前に飲食品の準備や休憩場所、発煙筒や三角停止板が積まれているかを確認し万が一の際に備えてください」

そのうえで、車両の点検については、次の2点を挙げる。

「車両に関しては、この項目をチェックすればトラブルが起きないというところはございませんが、出発前に確認していただきたいポイントは、タイヤとバッテリーの状況の確認の2点です。

この2点を挙げている理由は弊社のロードサービス出動理由の約6割を占めているためです」

具体的には、タイヤの空気圧や損傷、溝の深さの確認、エンジンのかかり具合からバッテリーの状態をチェックすることが重要だという。

JAFでは、月に1度、あるいは長距離移動の前にチェックすべきポイント15項目を公式サイトで公開している。その上で、こう呼びかけている。

「長距離移動前のみならず日常的にご自身の車の点検をおこないトラブルのないカーライフをお送りいただきたいです」

●もしもトラブルが発生してしまったら?

万が一トラブルが発生した場合、特に高速道路上では対応を誤ると重大事故につながりかねない。

JAFはまず、乗員の安全確保を最優先としたうえで、次のように呼びかける。

「第一にご自身と同乗者の安全の確保をおこなってください。次に二次事故の防止のため、三角停止板や発煙筒を使用し周囲の安全を確保してください。そのあとは、警察・消防・NEXCO・JAFなどへ連絡をおこなってください」

さらに、高速道路では車内にとどまる危険性を強調する。

「高速道路上においては、路側帯に停止するようにしてください。路側帯で停車後は車内にはとどまらないようにしてください」

● 4月のルール改正で自転車との並走機会が増える可能性も

2026年4月からは、自転車の交通違反に対する反則金制度(いわゆる青切符)が導入された。

この点についてJAFは、ドライバー側の注意点として次のように指摘する。

「今回の導入をきっかけに車道を走る自転車が増えることや、自身の運転する自動車と自転車が並走する機会が増える可能性がございます。

また、自転車の不慣れな走行によって事故のリスクも増える可能性もございます。引き続き自動車のドライバーは、自転車の存在を想定し、事故やトラブルを予測して安全運転に努めましょう」