数年前に「女子高生起業家」として話題を呼んだ、株式会社AMF代表取締役・椎木里佳さん

父は実業家、幼稚舎からの慶應出身、そしてこの美貌…!

完全に人生の「勝ち組」カテゴリに属する彼女は、自身の生まれた環境やコネクションを“遠慮なく利用すべきだ”と語ります。

その真意はどこにあるのか?椎木さんの生き様に迫りました。

〈聞き手=ライター・半蔵門太郎〉

15歳で「話題をブースト」させるために父の存在を「無断使用」

半蔵:
椎木里佳さんを語るうえで欠かせない存在が、実業家として名高い父・椎木隆太さんです。

椎木さんはこのツイートのように、「生まれ持った環境は利用すべき」と主張されています。今回はこの主張についておうかがいしたいんですが…


※椎木里佳さんの父・椎木隆太氏は株式会社DLEの代表取締役。「秘密結社鷹の爪」などの映像コンテンツ制作・プロデュースなどを手がけている

椎木さん:
私は、使える「コネ」はバンバン使います。“コネを使わない美学”なんて持っているだけ無駄ですよね

父のネームバリュー、慶應のブランド、若さ…。切れるカードをすべて切って戦うべきだと思っています。


はやくもキレキレの発言からインタビューがスタート

半蔵:
そういう考え方は、昔から持っていたんでしょうか?

椎木さん:
15歳で起業した時点で、「使えるものは使ってやろう」と思ってましたね

なんなら、父のネームバリューを利用して「鷹の爪団の社長の娘」としてメディアに売り込んだのも私がひとりで判断したこと。父の許可は取ってないです。

半蔵:
15歳ですごい判断力だ…

なぜそこまで徹底的に「利用しよう」と思ったんでしょうか?

椎木さん:
会社を創業するタイミングで、話題に“ブースト”をかけたかったんです。「中学生で起業」も珍しいですけど、パンチに欠けるじゃないですか

いくつか武器があるなかで、もっともパンチがあったのが“父の仕事”だったんです。

半蔵:
なるほど。ちなみにお父さまはその判断に対して…

椎木さん:
なにも言わなかったです。父は私のことが大好きなので。

多分、みなさんが想像する何倍も仲良しですよ! もし家族じゃなかったら、父と結婚したいくらい(笑)


父と結婚…! 「ビジネスマンとして尊敬している」とのこと

「つぶれてないんだが?」批判だけしてる人には絶対負けない

半蔵:
すでに強気な発言がたくさんですが、そのスタイルだと周囲から嫉妬や批判されることもあるのでは?

椎木さん:
たくさんありますね。

SNSで容姿を叩かれたり、大学で「すぐつぶれるだろ」と陰口を言われたり。

半蔵:
そういった声にはどう対応しているのでしょうか?



椎木さん:
対応もなにも、「つぶれてないんだが?」って感じですね

批判だけしている側の人には、絶対に負けないと思います。

半蔵:
たくましい…

取材しながら言うのもアレですが、メディアに出演することで「コネ」や「若さ」といった表面的な部分が強調されてしまうような気もします。メディア露出を控えようとは思わないのでしょうか?

椎木さん:
それはありませんね。私への批判ってほとんどが的外れ。デマを叩かれることも多いんです。

たとえば本当に仕事でお付き合いのある人が調べたら、「コネだけで経営してる」わけがないことはすぐわかる。本質的な部分は、伝わる人には伝わると思っています。

目指すのはスーパースター。「親近感なんて持たれたら終わり」

椎木さん:
ただ、気にしてはいない一方で、批判を受けることが自分の原動力になってるところもあるんです。

“理想の自分”にはまだまだ程遠いんだな、と

半蔵:
“理想の自分”はどんな姿なんでしょうか?

椎木さん:
「スーパースター」です



半蔵:
スーパースター…!?

椎木さん:
孫正義さんやスティーブ・ジョブズ。真のスーパースターは、「批判しても無意味だな」と思わせるだけの結果を出している

たとえば孫さんの容姿のことを本気で叩く人なんていないじゃないですか(笑)。

批判が来るのは、まだまだスーパースターに達してないってことだな、と反省するんです。

半蔵:
批判もされないぐらいの圧倒的な存在になりたいと。

椎木さん:
そうです。自分のなかの理想の「ナンバーワン像」をつねに目指してます。

よくいう“オンリーワン”なんかじゃ当たり前すぎる

半蔵:
なるほど…

では、その「ナンバーワン」になるためにどんな努力をしてるか教えてほしいんですが…

椎木さん:
ないです。というか言いたくないです。

やりたいことやってるだけなのに、「努力」っていうのがおかしくないですか?

よく「この○○をつくるために何時間かかってて」とか語る人いますけど、ああいうのダサいって思ってます。

半蔵:
ま、まさにそういう「努力エピソード」を聞こうと思ってました。失礼いたしました…



椎木さん:
私は「人生をいかにイージーモードに見せるか」がテーマ。

努力している姿を見せずに成果を出すのが、本当のスーパースターですから。

半蔵:
いま、アイドルが「努力してかわいくなった」と称賛されたり、インフルエンサーが「等身大の姿を見せる」と人気になったり、「親近感を持たれる」ことが正しいという風潮がありますよね。椎木さんはその風潮からいくと…

椎木さん:
真逆ですね。親近感なんて持たれたら終わりです

親近感で人気になれるのは5年、10年ぐらいでしょう。「こういうふうになれる」とか思われてたらまだまだ。思ってほしくないですね(笑)。

子どものころから、「自分の使命」を意識していた

半蔵:
椎木さんはなぜそこまで潔く“コネ”や“環境”を利用できているんでしょうか?

その原点を教えてほしいです。



椎木さん:
うーん…小学生のころからそうなんですよね。父にずっと言われてたのが、「原因自分説」と「人には必ず生まれてきた使命がある」ということ。

椎木さん:
「原因自分説」は、嫌なことがあっても理不尽な目にあっても、「すべての原因は自分にある」という教えです。

一度しかない人生、やりたいことができなくても、すべて自分のせい。

後悔したくないから、使えるものはすべて使っておこう。躊躇なく「環境を利用する」と言いきれるのは父のおかげですね。

半蔵:
子どもに対してなかなかハードな教えですね…

「生まれてきた使命」というのは?

椎木さん:
言葉の通りですが、これも子どものころに言われていたおかげで、「自分は何をすべきなんだろう?」と考えられるようになりました。

周囲の同級生たちは、“レール”の上を歩こうとする人がほとんど。せっかくいい環境にいるのに、なぜやりたいことのために利用しないのか、ずっと疑問に思ってました。

半蔵:
椎木さんは、「使命」のためにまわりと違うことをしてたんでしょうか。

椎木さん:
小・中学校時代は、ひたすらやりたいことをやってましたね。みんなが外で遊んでいても、めちゃめちゃ勉強して、本を読んで…



椎木さん:
低学年のころ、学校内で「漢字読み大会」があったんですけど、「絶対1位を取る!」と決意して、めちゃめちゃ勉強したことがあったんです。結果、1位をとることができて。そのときはうれしすぎて泣きましたね(笑)。

私、「自分で設定した目標を達成して得られる快感」のマニアなんです。

半蔵:
目標を設定し、達成の“快感”に向かってPDCAを回す…。小学生時代から、起業家の素養があったんですね。

20代の目標は“アジアを代表する女性起業家”になること

半蔵:
株式会社AMFも創業6年。椎木さんは今年で21歳になります。“スーパースター”を目指すために、今後の目標などはあるのでしょうか?

椎木さん:
20代の目標は“アジアを代表する女性起業家”になること。

アジアの女性として「椎木里佳、ここにあり」と言われるような存在になりたいです。

半蔵:
アジアを代表…! すごいですね…

椎木さん:
29歳までにですよ? なってないとヤバくないですか?



半蔵:
おお…具体的には、どのようなアクションをしていくんでしょうか。

椎木さん:
先日、韓国の会社と“kloset”というアパレルサービスをローンチしました。インフルエンサーとともに、韓国のコスメやアパレルを紹介するサービスです。高校生・大学生に手頃で可愛い韓国のカルチャーを紹介していきます。

日韓の関係性は緊張状態が続いています。しかし、「若者文化」ならば、国境を越えることができるのではないか。ボーダーのないカルチャーを作りたいと思ったのが、klosetを始めたきっかけです。

半蔵:
「国も性別も、何もかも超えていこう。」

ローンチの際にツイートされていた、椎木さんらしい力強いメッセージが印象的でした。

椎木さん:
やっぱり「自分の見せ方や武器は自分で決めていい」という考えが根底にあるんですね。

別に、男の子がスカートを履いたっていいし、メイクをしてもいい。klosetを通じて、現代だからこそできる“文化の横断”を実現していきたいですね。



使える“武器”を使いまくる椎木さんの思想の背景には、圧倒的な「使命感」と、父からの教えがありました。

環境を存分に利用するには、すべてを環境に委ねない“覚悟”が必要。椎木さんの力強い言葉からは、強い軸を感じました。

日本・アジアを代表する女性として椎木さんがどこまで躍動していくのか。これからとても楽しみです。

〈取材・文=半蔵門太郎(@hanzomontaro)/取材・編集=天野俊吉(@amanop)/撮影=二條七海(@ryuseicamera)〉

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Kloset
https://kloset.tokyo/