【消費減税】高市首相の公約「食料品の消費税0%」に対し政府内で1%案が浮上する理由とは(静岡)
高市総理の悲願であり公約でもある食料品の消費税0%。
しかしそれが、いま政府内で1%案が浮上しています。
それは一体なぜなのでしょうか?
28日、国会内で開かれたのは、消費減税などを議論する各党の議員らによる「社会保障国民会議」の実務者会議です。
27日、高市首相は。
(高市首相)
「食料品の消費税率ゼロについては、さきの衆議院選挙に おける自民党の政権公約にも記載しております。時間を要するシステム変更をできる限り早期に実施できる方法も検討しつつ、その実現に向けて 強い思いを持って取り組んでいくというのが今のスタンスです」
28日の会議では今後の方針が確認されました。
(自民・小野寺税調会長)
「今後、食料品の消費税率ゼロに つきまして議論をする中で、今回課題として示されました経済等への影響、(レジの)システム改修関係、農林水産業 といった事業者への影響という 3つのパートに分けて議論を深めていきたい」
消費減税について、3つのパートで議論を進めるとしています。
その中でも。
(自民・小野寺税調会長)
「システム改修の準備期間につきましては、大手スーパーマーケット等に導入されている ターミナル型POS(レジ)の 改修にはおよそ1年程度が必要 であるということ」
レジのシステム改修をめぐっては、メーカーへの聞き取りで、税率を0%にする場合は、「1年程度」、税率を1%にする場合は「5~6か月」でできるとの意見が出ていました。
税率の変更に影響を受ける、スーパーのレジ。
これは、消費税率が3%から5%に引き上げられるときの映像。
(スーパー店員)
「今のうちですよ~あと5分で5%なりますよ」
レジの設定を変えるなど手作業で対応する姿が残っていました。
では、今回は・・・。27日夜横浜市内のスーパーを訪れてみると。
いま、焦点となっている大手スーパーなどに導入されているターミナル型POSレジとはどのようなものなのでしょうか。
(スーパー担当者)
「リアルタイムに売り上げのデータや情報を管理できるシステムのレジのことをさしますね」
いつ、何個売れたかというデータを瞬時に取り込めて、パソコンなどでリアルタイムに情報を収集できると言います。
消費税率が変われば、このシステムに変更が必要になると言い…
(スーパー担当者)
「(メーカーによる改修)作業が 少なくとも数か月かかるとは、 言われている」
レジが3台あるこの店の場合、改修作業にはおよそ20万円がかかるということです。
(スーパー担当者)
「消費者にとっては消費税が低税率になるのは喜ばしいこと だと思うが現場で働く身として はいろんな費用作業負担が発生 するということは本当はなくて いいものが発生するのは悩ましい」
ある、全国に展開する大手スーパーの担当者も。
(吹き替え)
「システムが多岐にわたるので連動するシステムの改修も必要になり、そのぶん時間がかかる」
買い物客に話を聞いてみると。
(大学院生 20代)
「(消費税は)下がれば下がるだ けうれしいですけどその税率を 減らした分のお金をどうやって 負担するのかなっていうのは、 正直ちょっと不安ではあるんですけど、現状の生活の物価高とかを考えると、期待の方が大きいですね」
(会社員 50代)
「0%にするのには何年かかかる っておっしゃられてたんで、1%でスムーズに減税していただいたほうがいい」
高市首相が公約として掲げた2年間の「飲食料品消費税率0%」。
0%と1%で家計への恩恵はどう変わるのでしょうか。
【スタジオ】
(伊藤薫平 キャスター)
はい、0%か1%か結構一筋縄ではいかないなという印象もありますが、0%だと1年以上回収にかかって1%だと5、6か月かかる。
レジメーカーのお話ですと、システムにそもそも0%設定というのはありませんよと。
0%税率の印字も必要です。
5%、3%なら対応可能ですけど、0%は難しい。
坂口さん、流通などにもお詳しいですけども、結構時間かかる感じですけども、どうお感じですか。
(坂口孝則 コメンテーター)
実際聞いてみたら、レジだけを回収するんじゃなくて、その背後に商品のマスターシステムとかERPと言うと難しいのですが、受発注システムとくっつけないといけないとか、さまざまなやつとくっつけないといけないんで、時間がかかるのは間違いないみたいなんですね。
でもただしですよ、この国ってAIとか量子コンピューターとか、空飛ぶ車を推進するって言ってるにもかかわらずポスレジが修正できないからってのはちょっとどうなんだろうと思いますよね。
(伊藤薫平 キャスター)
あともうちょっと早くわかったんじゃないかとかも思っちゃいますが次ですね、専門家の試算でいきますと0%と1%で4人家族の場合年間ですね、およそ8400円の差が出てきて政府が必要とする財源もおよそ6000億円の差が出るということで坂口さん、1%の違いですが、私たちの生活においての違い、どう感じますか。
(坂口孝則 コメンテーター)
これ大体なんですけど、月あたり500円から700円ぐらいの負担が増えると言われてるんですよね。
だから500円から700円はどう考えるかですけれども、ちょっと私ちょっと変なことを考えていてこれがわざとこのように1%にするにしてもものすごく時間がかかるということを観測気球のように上げて、要するにこの1%にするにしても相当消費税下げるのが難しいんだよっていうのを国民に伝えることによって、
この消費減税って本当に難しいんだなっていうのを国民に洗脳とは言いませんが、かなり深く強く伝達するような仕組み、仕掛け、あるいは思惑が誰かが持ってるんじゃないかなという気がします。
(伊藤薫平 キャスター)
だいぶ冷静に見ていかないといけない。
(津川祥吾 コメンテーター)
私も永田町の関係者にちょっと聞いてみたんですけど、まさにそういう雰囲気でしたね。
本丸は、これそもそも給付付き税額控除をやりましょう。
要するに所得税を下げて、ついでに所得の少ない方には給付をしましょうというその制度設計をするのに時間がかかるから、つなぎとしてやりましょうと言ってるんですけども、どうも今やりたくない空気がものすごく強いんですね。
で、もうそのことをもうやめちゃおうかって言うんだけど、国民がどう反応するかっていうのは今一番気にしてる。
こういう状況だと思います。
(伊藤薫平 キャスター)
確かに。
上がる時にはこういった話はなかった気はしますね。
政府の決断に注目です。
