イラン国営テレビが、撃墜した米機の一部として3日公開した写真(国営テレビ提供、ロイター=共同)

 【ワシントン、イスタンブール共同】米主要メディア米軍F15E戦闘機とA10攻撃機が3日、それぞれイランの攻撃を受け墜落したと報じた。イラン国内で撃墜されたF15Eの乗員2人のうち、1人は機体から脱出して米軍が救出し、もう1人は行方不明という。米軍イラン南西部フゼスタン州周辺の上空から捜索を実施。対イラン作戦開始後、イラン米軍機の撃墜が明らかになったのは初めて。

 行方不明の乗員がイラン側に拘束されれば米軍が奪還に乗り出すなど戦局に影響する可能性もある。トランプ米政権はこれまでの作戦でイランの軍事力を破壊したと主張してきたが、イランは防空能力を完全には失っていないもようだ。

 NBCテレビによると、F15Eの捜索救難活動に当たった米軍ヘリコプター2機も被弾し軽傷者が出たが、帰還した。A10は近隣のクウェートまで移動し墜落した。

 トランプ大統領はNBCの電話インタビューで、米軍機への攻撃が戦闘終結に向けたイランとの協議を左右するとの見方を否定し「私たちは戦争の最中にいる」と語った。

F15E戦闘機=2017年、米カリフォルニア州(AP=共同)

テヘラン東部で立ち上る黒煙。攻撃を受けたとみられる=3日(共同)