中国メディアは「悔いの残る青春だって価値のあるものだ」と題し、日本人のみならず中国を始めとする世界各国でも親しまれている井上雅彦氏のマンガ「スラムダンク」が描く青春について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・経済日報は22日、「悔いの残る青春だって価値のあるものだ」と題し、日本人のみならず中国を始めとする世界各国でも親しまれている井上雅彦氏のマンガ「スラムダンク」が描く青春について紹介する記事を掲載した。
 
 記事は、東京五輪でバスケットボール女子日本代表が銀メダルを獲得したことで井上氏がお祝いの「絵文字ツイート」を行ったことで注目を集めたと紹介。「日本のバスケを語る上で井上雅彦という名前を出さないわけにはいかない。まさに彼の『スラムダンク』があったからこそ、日本のバスケはここまで発展してきたのだから」と伝えた。
 
 そして、同作品が高い人気を誇り、日本の社会にも大きな影響力を与え、日本バスケ界の発展に寄与してきたことで、2010年には井上氏が日本バスケットボール協会から特別表彰を受けたとしている。
 
 また、同作品の影響力は世界にまで波及しており、特に中国や韓国といった近隣国で非常に人気であると説明。中国のバスケ少年に憧れの選手を聞けば、姚明やコービー・ブライアントとともに「流川楓」「桜木花道」といった同作品の登場人物の名前が挙がると伝えた。
 
 その上で、井上氏が同作品において独特の画風を通じ、友情、夢、執着、努力といった熱血の青春要素を見事に融合させており、単なるバスケマンガにとどまらず、少年たちの成長ストーリーに仕立て上げたからこそ日本や世界で多くのファンを魅了したのだと解説した。
 
 記事は、特に印象的なシーンとして、インターハイ2回戦で桜木がブザービートを決めて同大会3連覇中だった山王工業に奇跡の逆転勝利を挙げた部分を紹介。「主人公が奇跡を起こすというのはマンガではよくある結末だが、井上氏はここで終わらず『続く3回戦 愛和学院にウソのようにボロ負けした』として、読者を虚を突いた」と伝え、この部分で井上氏が「全力を尽くしても悔いが残ることは総じてある。でも大事なのは結果はどうあれ全ての力を出し尽くしたプロセスなのだ」という青春に対する考え方を表現したかったのだろうと評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)