綾瀬はるかさん(2015年撮影)主演ドラマは、謎が謎を呼ぶ展開に。

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俳優の綾瀬はるかさんが主演を務める日曜劇場「天国と地獄〜サイコな2人〜」(TBS系)の第6話が、2021年2月21日に放送された。謎が謎を呼ぶ展開にこれまでさまざまな考察がなされてきたが、今回また新たに明らかになった情報を巡り、今一度「第1話」から見返す視聴者が続出している。

「数字」で指示を受けている?

「天国と地獄」は、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」などで知られる森下佳子さんが脚本を手掛けるオリジナルドラマ。綾瀬さん演じる熱血刑事・望月彩子と、俳優の高橋一生さん演じる殺人鬼・日高陽斗の中身が、鹿児島・奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」かのごとく、入れ替わってしまうスイッチストーリーだ。

第6話で彩子は、ある証言から日高が「新月の夜」に殺人を犯してきたこと、またある人物から数字で示された指令を受けて犯行に及んでいることを知る。次の新月は翌日、そして例の歩道橋に書かれた数字「9」で示された人物が殺害されると踏んだ彩子は、なんとか日高の犯行を止めようと、同居人である陸(柄本佑さん)に日高が事件の証拠を隠したコインロッカーを探すよう依頼。コインロッカーには、かつて目撃した殺人リストとともに、『暗闇の清掃人φ(ファイ)』という名の漫画が。その漫画の内容とは、ミスターXから「数字」で指令を受けた清掃人が、法では裁けない悪人らを殺害していくというもので、一連の事件とも合致している。

「全部伏線かも?」

新月の夜、彩子は「9」で示されていると思しき久米という男性の宅前にて張り込みをする。しかし日高は、昼間のうちから久米の宅のクローゼットで隠れて待機し、寝静まった久米を狙っていた。翌朝、彩子の前に日高が家から出てきたが、その後久米が何事もなかったようにでかける姿を見て呆然。誰も殺されなかったと安堵する彩子だったが、ますます日高の本意がわからなくなり...という展開となった。

今回の本筋の傍ら、次のようなことが明らかになった。真犯人と疑われる「φ」が「クウシュウゴウ」と名乗る男性「十和田元」であること。十和田は既に自殺で亡くなっており、自宅に『暗闇の清掃人φ』の漫画を所持していたこと。そして日高は以前、「東朔也(アズマサクヤ)」という名で生きていたこと。

となれば、これまでの作中のなかで、改めて「φ」や「東朔也」についての伏線を探したくなるのが、推理ドラマの醍醐味というもの。視聴者からは「今週の天国と地獄観る→観終わったあと即また再生→1話から最新話までまた観る(毎日エンドレス)」「アズマサクヤ意味わかんなすぎて今日有休だから朝から1話から見直してるけど何回見てもわかんない」「小ネタも面白いんだけど、全部伏線かも?と思わせるすごさがある」「まじで1話から見て伏線回収した考察をちゃんとしたい。 6話で完全に紙に書かないとわからん状況になってきた(笑)」といった反応が寄せられている。