最近の日韓関係の悪化で非常に心配なことがあります。政治的な軋轢がいろいろな分野に悪影響を及ぼしているのではないか。たとえばエンタメの世界では韓国人アーティストの起用が少なくなっているように感じます。

そしてこの傾向がサッカーの世界に波及してしまうのではないかと思っているのです。それぞれの国にいる選手の肩身が狭くなったり、プレーするなという圧力がかかるのではないかと想像しています。

現在、Jリーグでは多くのチームに韓国人選手が所属し主力として活躍しています。彼らはチームに愛情を持ってプレーしてくれていますし、ファンからも愛されています。

G大阪からフランスのボルドーの移籍したファン・ウィジョは「韓国人という立場でしたが、たくさんの方が応援をしてくださって本当に感謝しています」というコメントを残しました。

僕は現役の最後を韓国のKリーグで過ごしました。そこでは本当に親切にしてもらいましたし、韓国では常にJリーグの質や環境面に対してリスペクトを持ってくれていました。

元々政治とスポーツは切り離して考えるべきで、サッカーには世界共通のルールがあって、その中でお互いを尊敬、尊重しながらプレーするものです。そこには政治的な主張でプレーを妨げる要素が入り込む余地はありません。

今は開催されていませんが、かつて1年に1回行われていた日韓戦は、間違いなく両国で一番盛り上がった試合だったと思います。日本にとって韓国は最大のライバルですし、お互いに切磋琢磨して成長していく仲間でもあります。

日韓がサッカーの分野でおかしくなってしまうのは両国のサッカー界のためになりません。サッカーを愛する者同士、日韓で選手を守るために手を取り合ってほしいと思います。