中世ヨーロッパの画家が想像で「ゾウ」を描いた作品いろいろ
陸上最大の動物ゾウ。
ローマを蹂躙したカルタゴのハンニバル将軍を始め、古代世界において「戦象」は敵軍を震え上がらせましたが、大半のヨーロッパ人は直接目にする機会は少なかったことでしょう。
中世やルネサンス期の画家たちが想像や伝聞を頼りに描いた、ユニークな「ゾウ」の絵画をご覧ください。
In The Middle Ages, The Drawings Were Made From Other People's Words. Figures Of Elephants
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足が長い! そして鼻も強そう。
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ラッパみたいな鼻。
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長い鼻&象牙の描写だけを頼りに描いたのでしょう。
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鼻がギザギザ。
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子どもが強そうな怪獣を描くとこんな感じになりそう。
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こんな怪獣もいそうですね。
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イノシシっぽい? 本物の鼻の長さを知ったら驚いたことでしょう。
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これはゾウだとわかりますね。
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馬より小さい扱い。
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でかい!
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ほとんど馬。実際のゾウは槍くらいでは攻撃は通じませんね。
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木をなぎ倒すほどの巨体というのは合っています。
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ドラゴンに負けていません。
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牙が強烈。足も速そう。
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ちなみにヨーロッパ人(地中海世界の人々)が最初に戦象を目にしたのは、アレクサンダー大王率いるマケドニア・ギリシャ連合軍がペルシア帝国と対峙した紀元前331年のガウガメラの戦いが初めてだと言われています。
作品は1685年に描かれたもの。(ヨハネス・ヴァン・デン・アベレ作)
現代とは違い、少ない情報を元に描くことの難しさがわかりますね。