若き才能たちの晴れ舞台に“水差し” シティ主導のFAユース杯決勝会場変更が物議、ホーム側の「空席目立つ」異例の事態でルール改正へ
イングランドの若き才能たちが激突する伝統のFAユースカップ決勝を巡り、マンチェスターの2大クラブの間で巻き起こった論争が、ついにルール変更へ発展する可能性が浮上している。『Daily Mail』が伝えている。
発端となったのは、マンチェスター・シティが本拠地エティハド・スタジアムの改修工事を理由に、決勝会場を約6400人収容の女子チーム用スタジアムへ変更したことだった。これに対し、マンチェスター・ユナイテッド側が強く反発し、大きな議論へと発展していた。
ただ、問題となったのは会場の雰囲気だった。収容人数が限られていたにもかかわらず、ホーム側のシティエリアには空席が非常に目立ち、過去にユナイテッドがオールド・トラッフォード開催で6万7000人超を動員した実績と比較される形に。
ユナイテッド側に割り当てられたチケットは、販売開始からわずか1分で完売したという。一方で、チケット販売に苦戦したシティ側との対比から、両クラブの熱量の差を指摘する声も上がっている。伝統ある決勝戦のスケール感を損ねたとして、ファンからも批判が噴出したようだ。
試合後には、ユナイテッドU-18を率いるダレン・フレッチャー監督も不満を露わに。「これはFAの大会であって、シティだけのものではない」と発言し、会場運営や演出面を痛烈に批判したという。
こうした事態を受け、FA側も大会運営ルールの見直しに着手。今後は、主催クラブがメインスタジアムを使用できない場合、自動的に対戦相手側の本拠地で開催する案などが検討されているようだ。
若手選手にとってFAユースカップ決勝は、一生に一度あるかないかの特別な舞台だ。今回の騒動は、大会の伝統や価値、そして選手たちが経験すべき“最高の環境”とは何かを改めて問いかける出来事となった。
