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未成年を悪質なコンテンツから保護するため、SNSの利用を制限、禁止する国、地域が増えてきました。ヨーロッパはとくに力を入れて取り組んでおり、EUはオンライン年齢確認アプリも導入。が、SNSを使いたい未成年も抵抗します。年齢確認アプリ回避策として使われているのはVPN(Virtual Private Network)です。

サイバーセキュリティメディア・CyberInsiderによれば、欧州議会の一機関である欧州議会調査局がVPNを問題視。仮想通信ネットワークを経て、EU外からのアクセスに見せかけ年齢認証を突破させてしまう「閉じるべき法の抜け穴」だと指摘しています。

現状、欧州議会調査局にはVPNによる回避策に対抗する術はなく、ではどう取り締まるのかと言うと、未成年のVPN利用自体を禁止してしまおうという方法です。

実際、年齢認証導入エリアでのVPN利用率は伸びています。メジャーVPNプロバイダーのProtonの報告によれば、昨年イギリスで年齢認証が導入されたさいには、新登録者数が1400%も激増したといいます。人気ポルノサイトPornhubへの未成年アクセスをフランスが遮断したときも登録激増。未成年ユーザーにとって、VPNは年齢認証突破のもっとも効果的かつ簡単な手段なのです。

年齢認証においてVPNを問題視するのはヨーロッパだけではありません。アメリカはユタ州では、物理的にユタ州に居住する人は年齢認証の対象であり、VPN利用を阻止する州法が施行。ウィスコンシン州でも、州知事がこれを拒否したものの、年齢認証に関する法案にはVPN利用禁止が盛り込まれていました。

今後、未成年の年齢確認とVPNはセットで議論されることになりそうです。

Source: CyberInsider

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