デジタルからの解放〝サイレント・ツーリズム〟って何? 「AIでも生成できない体験価値」人間の本能が求めている?
春の旅行シーズンになりましたが、オーバーツーリズムやSNSなど、溢れかえる情報からの解放を求めて今「サイレント=静けさ」がキーワードになっているようです。
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コロナ禍以降、Web会議やオンライン授業が 当たり前となりました。
絶え間なく届くメールに、どこでもつながる携帯電話。
NTTドコモの研究機関によりますと、性別、年代別に一日のインターネットの平均利用時間を尋ねたところ、10代女性と20代男性が7.7時間と最も多く、30代の男女でも6時間近い数字が出ています。
デジタルからの解放 サイレント・ツーリズム
いわゆる「デジタル疲れ」や喧噪から逃れたいと、この春、トレンドになりつつあるのが「サイレント・ツーリズム」です!
九州産交ツーリズム 田島裕司さん「オーバーツーリズムの行動もあり、逆に静かなところで旅行をしたい方は一定数いる。どこにいても人と繋がるご時世で、人混みだけではなく繋がっていること自体に抵抗を覚える。休みの時くらいゆっくりしたいと」
大自然に抱かれる休日もいいですよね。
熊本で得られる「静寂の旅」
道の駅阿蘇では、完全予約制で専門のガイドが普段立ち入ることができない草原や牧野を案内するツアーが、徐々に人気を集めているようです。
また、南小国町にあるホテルでは、昼は雄大な阿蘇の草原を一望でき、夜になると満点の星空も眺めることができます。
こちらもサイレント・ツーリズムの旅行先にはもってこい「自然に包まれたい」「都会では見られない星空をゆっくりと見たい」という客が、増えているといいます。
瀬の本高原ホテル 大塚隆秀支配人「自然に抱かれるというような雰囲気のホテルとにかく自然を感じるには十分ニーズに合う。都会で味わえないものを味わってもらいたい」
熊本市内にもあります!サイレント・スポット
熊本市中央区黒髪の立田自然公園内にある「泰勝寺跡」です。
国指定史跡にもなっていて、敷地内には、あの千利休に弟子入りした細川家二代・細川忠興の絵図から復元された茶室や愛用していた石灯籠などが置かれています。
市内でありながら、街の喧騒は届かず、鳥のさえずりや、枝の擦れる音、雨粒が落ちる音が耳心地を良くし、ここでもまた非日常を感じることができます。
管理する熊本市によりますと「この静けさや風情を求めてやってくる観光客が一定数いる」といいます。
「デトックス」「のんびり」「スマホを置いていく」
記者「心を落ち着かせたいとき、休ませたいとき、あなたはどこに行きますか?街行く人に聞いてみます」
――熊本市内で
10代女性「スマホを1日12時間見る。スマホを見すぎているから自然を見に行こうと。ボケーっと海を見て友達と話していると2時間たっている」
10代男性「僕の地元の八代市東陽町の立神峡でキャンプができて、川も見て安らぐ」
50代男性「白川水源。忙しいときゆっくりしたいときに水源を見るだけで落ち着く。時間がのんびり流れる」
10代男性「釣りをしに天草のほうに行くと癒される。いやなことがあったら行く」
10代女性「金峰山の夜景を見るところがきれいだった。生きていてよかったと思った。浄化される」
20代女性「白川沿いをめっちゃ歩く。接客業でいろんな人としゃべって疲れた時にデトックスとしてスマホを置いて歩く」
九州産交ツーリズム 田島裕司さん「デジタルでは再現できることがない。AIでも生成できない体験価値を人間の本能が求めている」
