悲願の米ツアー初V ジェマ・ドライバーグの笑顔がはじけた(撮影:佐々木啓)

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<TOTOジャパンクラシック 最終日◇6日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>
3年ぶりの日米共同試合で、日本ツアーでは初めてスコットランド人が美酒に酔った。ジェマ・ドライバーグが唯一トータル20アンダーに乗せて、うれしい米ツアー初優勝を挙げた。
1打差の2位から出たドライバーグはこの日2つ目のバーディとなる7番で首位タイに追いつくと、単独首位に立ってサンデーバックナインへ。さらに、11番で同組の上田桃子がダブルボギーを叩くなかバーディとして差を広げると、13番からは圧巻の3連続バーディ。最後もバーディで締めて、5000人を超える大ギャラリーの拍手で大団円を迎えた。
2018年から米ツアーに参戦したドライバーグだが、なかなか勝てない日々が続いた。昨年の「キャンビア・ポートランド・クラシック」では最終日最終組に入りながらも届かなかった。それだけに、表彰式のスピーチでは涙がこぼれた。「すごくうれしい。ずっと待ち焦がれていた初優勝を、日本で挙げられて良かった。すごく長く感じた。15歳の頃からツアーで勝ちたいという夢を持ち、それをやっと叶えることができた」と万感の思いを吐露した。
「日本の選手はすごく強いというのがよく分かった。彼女たちもアメリカに来れば勝てる実力があると思った。すごく素晴らしい選手が多い。特にマナーの面では関心することが多かった」。そんな手ごわいライバルたちに勝てたのだから、喜びもひとしおだ。
憧れの選手はメジャー1勝を含む、米ツアー通算4勝のカトリオナ・マシュー。「同じスコットランド出身で、同じようなプレースタイルで数々の成功を収めているから、とても憧れているわ」と地元の大先輩の名前を挙げた。
最近の米ツアーはスコットランド勢が少ない。それだけに「私がマシューを見て育ったように、同じ存在になりたい。私に憧れてスコットランドから少女たちがきてくれたらうれしいわ」。先輩から受け継いだバトンをぜひ後輩たちへ。ゴルフ発祥の地からやってきた29歳は、これからも勝利というかたちで母国に希望を届ける。(文・秋田義和)

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