この症状が出たらキケン! 心と体を壊す”スマホ依存”の病例と解決法

写真拡大

すっかり生活の一部となったスマホ。朝から晩まで手放せないという人も多いでしょう。でも、そんな人は注意が必要! スマホの使い過ぎは心や体によくないこともあるのです。ここでは、スマホによって引き起こされる“病気”について紹介します。

この記事の完全版を見る【動画・画像付き】

最近手や首が痛い、あるいは夜あまり眠れない……。そんな症状に悩まされていませんか? もしあなたがスマホのヘビーユーザーだったら、その原因はスマホの使い過ぎかもしれません!

スマホによって引き起こされるさまざまな病気が、最近注目を集めています。中には、あまり聞き慣れない病名を付けられているものも。気になる人はチェックして、原因を確認してみましょう。調子が悪いときのスマホの利用はホドホドに!

■親指の付け根や手首が痛い? それは「ドケルバン病」かも!

スマホを操作している方の手で親指を中に入れてコブシを作り、そのまま小指方向(下方向)に手首を曲げてみてください。もしひどい痛みを感じるようなら、それは「ドケルバン病」かもしれません。

なかなかインパクトのある病名ですが、これはいわゆる腱鞘炎の一種で、「ドケルバン」は発見した外科医の名前だそうです。親指に繋がっている腱が炎症を起こす病気で、悪化すると痛みだけでなく腫れたり熱を持ったりします。重症の場合は、切開手術が必要になることも……。かつては女性に多い病気だったのですが、最近ではスマホの使い過ぎによる発症が男女とも急増しているそうです。特に親指でスマホを操作している人は要注意!

解消法は手を休ませること。場合によってはテーピングなどで固定するのも効果的とか。心当たりのある人は、しばらくの間スマホを操作する頻度を減らすといいでしょう。

■ひどい肩こりを引き起こす「ストレートネック」がヤバい!

スマホの普及に伴って増えているのが「ストレートネック」。首の骨(頸椎)がまっすぐになってしまう状態を指す言葉で、症状はひどい肩こりや頭痛、首の痛みといったものです。

首の骨は本来、前に向かって湾曲しています。このカーブによって、約5キロあるという頭部をバランスよく支えているわけです。ところがこの骨が、何らかの原因でまっすぐになってしまう状態がストレートネック。スマホを操作するとき、無意識に前かがみになっていませんか? その状態を続けることで、首の骨が歪んでしまうわけです。直線上になった骨は頭部の重さをうまく支えられなくなり、首などの筋肉に負担をかけてしまいます。

改善するには、マッサージやストレッチも有効ですが、重要なのは正しい姿勢です。座るときはなるべく背骨をまっすぐにした状態で座り、前かがみの姿勢を意識的に避けるといいでしょう。

■このつらさもスマホのせい!? 放置すると深刻な「睡眠障害」

眠らないといけないのに眠れない、そんな「睡眠障害」はつらいですよね。睡眠不足はつらいだけでなく、高血圧などの生活習慣病やうつ病にもつながるとも言われてます。そして、この睡眠障害にもスマホが悪影響を与えていると言われています。厚生労働省も今年の3月、寝る前のスマホの使用に関する注意を喚起しました。

人間がスムーズに眠るには、メラトニンというホルモンの一種が重要な役割を果たしています。しかし遅い時間に強い光を浴びると、このメラトニンの分泌が抑制されてしまうのです。もちろん、テレビやパソコンでも同様の影響はあります。ただしベッドまで持ち込めて、顔の近くで操作するスマホは、その影響が大だというわけです。

解決方法は、寝室にスマホを持ち込まないことです。できれば寝る1時間前からはスマホの操作をしないことをおすすめします。

■スマホが振動しているという困った錯覚!「ファントム・バイブ・シンドローム」

スマホに着信があり振動している。そこで慌ててポケットや鞄から端末を取り出してみると、あれっ! 何も着信してない……。日常生活でよくあるシーンですが、この現象には名前が付いています。それが「ファントム・バイブ・シンドローム」。日本語では「幻想振動症候群」となります。

ファントム・バイブ・シンドロームは、たまに起こる程度であればいいのですが、頻繁に起こるようだと問題です。そもそもこの現象は、上司や友人、恋人など、気になる相手からの連絡に過敏になっている、ストレスフルな状況で起こりやすくなっています。これが続くと、うつなどの心疾患や電話恐怖症に繋がる恐れもあります。

現在のところ、この症状の抜本的な解決策はありません。ただし、スマホを入れておく場所を変えてみるといった方法で解決する場合もあるようです。

<まとめ>
便利なスマホですが、使いすぎると健康に悪影響を及ぼすこともあります。体の不調を感じたら、スマホの利用を控えめにするといいかもしれません。また症状が長く続くようでしたら、病院に行き、専門医の方に相談することをおすすめします。

※参考文献
『「スマホ症候群」に気をつけて!』(双葉社刊)ほか