ガーナ戦での勝利に貢献した堂安。写真:金子拓弥、梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 三笘薫伊東純也冨安健洋、伊藤洋輝、高井幸大、守田英正、町田浩樹、さらに鈴木彩艶など、怪我やコンディション不良の選手が目立つ日本代表。こんな状況で来年のワールドカップで世界制覇を目指せるのかと、心配の声も聞かれる。

 しかし、10月14日にブラジル代表を3−2と破ると、11月14日にはガーナ代表に2−0と勝利。この連勝に大きく貢献したふたりが、ボランチ佐野海舟とCBの鈴木淳之介だ。

 ともにワールドカップのアジア最終予選でコアメンバーに入っていたわけではなく、この数か月で森保ジャパンの中枢にグイグイと食い込んできた“急上昇株”である。
 
 ボランチの佐野は圧倒的なフィジカルで敵を蹴散らしつつ、抜群の推進力でボールをドリブルで運んでチャンスにも絡む。ガーナ戦でアントワーヌ・セメニョを弾き飛ばしたタックル(ファウルになったが)は圧巻で、SNS上では「バケモノ」と称賛する声もあったほどだ。

 リバプールで控えの遠藤航に代わって、ボランチのレギュラーになるのではないか。そんな期待を感じさせる佐野は、ブラジル戦に続き、ガーナ戦もフル出場。この事実からは森保一監督の信頼が読み取れる。

 ガーナ戦で3バックの左を任された鈴木は空中戦の強さと鋭い読みでガーナの選手にほとんど自由を与えなかった。後半途中から左ウイングバックを任されるなど複数のポジションをこなして戦力価値を高めた印象さえある。

 佐野と同じくスタメン候補にグッと浮上してきており、すでに森保ジャパンのコアメンバーと言っても過言ではない。こちらも十分“バケモノ級”の存在感を示している。

 怪我人続出の悪夢を払拭し、森保ジャパンに光をもたらす“救世主2人”。ブラジル、ガーナ連破の原動力になったのが佐野と鈴木だ。日本のワールドカップ制覇の鍵を握るのは、もしかすると彼らなのかもしれない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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