阪神・ドリス、史上最年長38歳で100セーブ達成…しみじみと「何か記録を達成できたのは初めて」
プロ野球史上最年長となる38歳3か月で、阪神のドリスが通算100セーブを達成した。
2016〜19年に阪神でプレー後、米大リーグや日本の独立リーグを経て、昨季チームに復帰。史上39人目の偉業を成し遂げ、「キャリアで何か記録を達成できたのは初めて。ファンや仲間に感謝したい」と感慨深げだった。(豊嶋茉莉)
舞台は突然巡ってきた。今月2日、甲子園で行われた巨人戦。6点リードの九回、モレッタが一死も取れずに4点を失い、ドリスがマウンドへ。150キロ超の速球で押し、三者凡退で100セーブ目をマークすると、両手を突き上げ、天を仰いだ。「応援ありがとうございました」と日本語でファンの声援に応えた。
記録達成の背景には、藤川監督との絆がある。16年から4年間、ブルペンをともに支え、23年に米大リーグ球団と契約を結べないでいたところ、翌年に藤川監督(当時は球団本部付スペシャルアシスタント)の計らいで、四国アイランドリーグplus・高知へ入団。藤川監督の就任に伴い、昨年7月、再び縦じまに袖を通す機会を得た。
ドリスは当時、阪神復帰に向けて体重を9キロ絞ったといい、「家に帰ってきたような気分」と喜びを表現。一試合一試合に全力を注ぎ、節目の記録に到達した盟友に、藤川監督も「力があれば、何歳からでも自分を高められる。力のあるベテランというのは(チームにとって)非常に大きい」と賛辞を惜しまなかった。
今季は16試合に登板し、6ホールド、6セーブ(19日現在)。陽気な性格で知られるドリスだが、しみじみと語る。「チャンスをもらえなければ、この年齢でここに立つことはできなかった。日本でキャリアを終えたいという気持ちで1年目からやっていた」。感謝を胸に、腕を振り続ける。
