大相撲九月場所>◇十二日目◇22日◇東京・両国国技館

 大関・正代(時津風)が関脇・豊昇龍(立浪)に豪快な首投げで敗れ、10敗目となる黒星を喫した。衝撃的な結末に、館内は騒然。メッセージボードを掲げて正代を応援していた女性ファンが思わず同時にがっくりと肩を落とした。

【映像】同時に“がっくり”する女性ファン

 二日目から9連敗と不調が続いていたものの、前日の十一日目には白星を手にしていた正代。十二日目の取組では、「正代信じてる」と書かれたメッセージボードやタオル、似顔絵が描かれた小さなうちわなどを持って応援する女性ファンの姿も客席に見られた。ABEMAで解説を務めた元前頭・玉飛鳥の熊ヶ谷親方は「たくさんの方が応援してくれてるというのは、正代にとっても本当に力になっていると思いますし、正代自身もそういうお客さん、周りの応援してくれてる方のためにも、いい相撲を見せてもらいたいですね」と語っていた。

 だがその後、豊昇龍と対戦した一番では、予想外の展開に。立ち合い勢いよく胸でぶつかり、相手のまわしに左手をかけた正代。体勢十分かと思われたが、すぐに豊昇龍が右手で正代の首を抱え込むと、まるで柔道技のような首投げを素早く放った。これが見事に決まり、投げられた正代は体が裏返るように一回転すると、背中から土がついてしまった。迫力溢れる決着に館内は騒然。敗れて10敗目を喫した正代は、仰向けの状態でキョトンとした表情を浮かべていた。一方、首投げを決めて勝った豊昇龍は6勝目を挙げた。

 取組を受けて、熊ヶ谷親方は「豊昇龍すごいですね」と感嘆するように一言。続けて「立ち合い正代よかったんですよ。もろ差しになって。(しかし)この体勢でもう思いっきり(投げられた)。豊昇龍の体のバネですよね」と分析すると、「豊昇龍の最後の首投げは見事としか言えないです」と称賛した。

 豊昇龍の豪快な首投げで正代が敗れると、客席で正代を応援していた女性ファンは一様にがっかりと下を向いて残念そうな表情を浮かべていた。視聴者からも「投げ飛ばされた」「くるりんぱ」「裏返った」「ビックリしてるやん」「すげー力だな」「あまりにも豪快かつ鮮やか」といったコメントが相次いで寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)