サムスン電子労働組合、ボーナス巡るストライキ「留保」…世界的な半導体供給への影響回避
【ソウル=仲川高志】韓国半導体大手サムスン電子の労働組合は20日夜、21日から始めるとしていたストライキを留保すると発表した。
報酬を巡る会社側との交渉で暫定合意に至った。
労組の発表によると、労組と会社側は「賃金および団体協約」に暫定的に合意した。韓国紙・中央日報によると、労組はストについて、「別途指示するまで留保する」と組合員に伝え、22〜27日に組合員を対象に「賃金協定暫定合意案」の賛否投票を実施すると説明した。暫定合意案の具体的な中身は最終合意に至るまで非公開だという。
サムスン電子の労使交渉は昨年12月から行われてきた。労組側は、人工知能(AI)向け半導体需要の急増に伴う同社の業績拡大を理由に、従業員へのボーナスの上限を撤廃し、営業利益の15%を配分するよう要求。会社側は過大な要求だとして同意せず、交渉は難航していた。労組側は20日、交渉が決裂したとして、21日からストに突入すると表明していた。
同社がストに入った場合、韓国経済や世界の半導体供給に重大な影響が及ぶとの懸念が出ていた。
