布施克真(筑波大)は続く招集外から半年ぶり日の丸、3バックCB起用に意欲…大学初年度の全国制覇から2年目の課題と目標
半年ぶりの世代別代表入りとなった。これまで“飛び級”としてU-21世代の代表で戦ってきたDF布施克真(筑波大2年)は、改めてU-19日本代表に選出。「嬉しい気持ち反面、U-21のところもある。そこは常に意識しつつ、この代表に選んでいただいたことは、そこ(U-21)へのチャンスだと思う。まずはこの代表で結果を残すことは必要になる。そこは意識している」と気を吐いた。
最後に日の丸を着けて戦ったのは2025年9月からチリで行われたU-20ワールドカップ。船越優蔵監督体制のU-20日本代表にMF中島洋太朗の不参加による追加招集でチームに加わり、ベスト16敗退までの戦いを経験した。
その後U-20日本代表は28年ロス五輪を目指す大岩剛監督体制に受け継がれ、U-21日本代表として始動。だが昨年11月のイングランド遠征、12月の国内活動、今年1月にサウジアラビアで行われたU23アジア杯、3月の韓国遠征と、布施は立て続けに呼ばれなかった。
「(活動があるたびに)まだ入っていないかと悔しい思いをした。筑波の(同期)矢田龍之介が入ったところでも、常に意識をしていた」(布施)。感情を飲み込んで冷静になりながら、自身に足りない部分を見つめた。
「同じポジション(右SB)の選手を見ると、梅木怜(今治)や森壮一朗(名古屋)は特長のある選手。自分のストロングであるフィジカルや1対1の対人のところでも、その2人に勝っているかと言われたらわからない。そのうえであの2人には特長があるので。そこは自分のなかで劣っているというところはわかっているし、そこを直していかないとあのメンバーに加わることは難しいんだろうなと感じている。日々の練習で意識をしながら、守備のところや自分のストロングをもっと強くすること。あとは苦手であるビルドアップや崩しももっとバリエーションを増やせるように日々トレーニングをしている」
前回のU-20W杯は“飛び級”で参加していたため、布施は次回のU-20W杯も出場できる。そのため、昨年末に発足した山口智監督体制のU-19日本代表に今回は名を連ねた。
4バックの布陣を敷く船越監督体制や大岩監督体制と異なり、山口監督体制は3-1-4-2の布陣。MF松岡敏也の離脱でこれまで務めてきたサイドの可能性も出てきたが、招集時には3バックの右CB起用を伝えられたという。
「ほぼやったことない」というポジションでもあるが、持ち味を生かしながら務めるつもりだ。攻撃時は持ち運んで起点を作り、守備時にはサイドのスペースに注意しながら、スライドの意識を徹底する。「あとはビルドアップ。ひとつ裏に抜けるようなパスを出すところや3人目を使えるようなパス、そういう起点を作るところは求められてくる」。これまでもポリバレントな役割を担ってきたからこそ、冷静に新境地に臨んでいた。
日大藤沢高から筑波大に進学した昨シーズンは、大学初年度で関東大学リーグ1部15試合と出場機会を獲得。リーグ戦と全日本大学選手権(インカレ)の2冠に貢献した。チームとして充実した一年間だったが、布施が挙げる課題は数字。リーグ戦での1ゴール2アシストという結果に「少なすぎる」と語気を強めた。
「求められるところは守備だけど、それにプラスして代表に入るためには攻撃でも自分のところからアシストや得点を増やしていかないといけない。ただ、いま第3節まで終わってまだ得点もアシストもない。そこは危機感を持ちながら、もっと自分のところで崩して、得点とアシストができるところはあるのではと模索している。去年の2冠から相手も筑波を倒そうと来る。それ以上の気迫を持って3冠(総理大臣杯、リーグ戦、インカレ)を目指す」
代表でのCB起用も、今後の成長のきっかけにもなり得る。これまでもSB、ボランチだけでなく、トップ下やSHとさまざまな要求に応えて自らの糧にしてきた。「ポジションに合わせて動きを変えられるところは強み」。新たな気づきを掴み、新年度の飛躍につなげていく。
(取材・文 石川祐介)
最後に日の丸を着けて戦ったのは2025年9月からチリで行われたU-20ワールドカップ。船越優蔵監督体制のU-20日本代表にMF中島洋太朗の不参加による追加招集でチームに加わり、ベスト16敗退までの戦いを経験した。
「(活動があるたびに)まだ入っていないかと悔しい思いをした。筑波の(同期)矢田龍之介が入ったところでも、常に意識をしていた」(布施)。感情を飲み込んで冷静になりながら、自身に足りない部分を見つめた。
「同じポジション(右SB)の選手を見ると、梅木怜(今治)や森壮一朗(名古屋)は特長のある選手。自分のストロングであるフィジカルや1対1の対人のところでも、その2人に勝っているかと言われたらわからない。そのうえであの2人には特長があるので。そこは自分のなかで劣っているというところはわかっているし、そこを直していかないとあのメンバーに加わることは難しいんだろうなと感じている。日々の練習で意識をしながら、守備のところや自分のストロングをもっと強くすること。あとは苦手であるビルドアップや崩しももっとバリエーションを増やせるように日々トレーニングをしている」
前回のU-20W杯は“飛び級”で参加していたため、布施は次回のU-20W杯も出場できる。そのため、昨年末に発足した山口智監督体制のU-19日本代表に今回は名を連ねた。
4バックの布陣を敷く船越監督体制や大岩監督体制と異なり、山口監督体制は3-1-4-2の布陣。MF松岡敏也の離脱でこれまで務めてきたサイドの可能性も出てきたが、招集時には3バックの右CB起用を伝えられたという。
「ほぼやったことない」というポジションでもあるが、持ち味を生かしながら務めるつもりだ。攻撃時は持ち運んで起点を作り、守備時にはサイドのスペースに注意しながら、スライドの意識を徹底する。「あとはビルドアップ。ひとつ裏に抜けるようなパスを出すところや3人目を使えるようなパス、そういう起点を作るところは求められてくる」。これまでもポリバレントな役割を担ってきたからこそ、冷静に新境地に臨んでいた。
日大藤沢高から筑波大に進学した昨シーズンは、大学初年度で関東大学リーグ1部15試合と出場機会を獲得。リーグ戦と全日本大学選手権(インカレ)の2冠に貢献した。チームとして充実した一年間だったが、布施が挙げる課題は数字。リーグ戦での1ゴール2アシストという結果に「少なすぎる」と語気を強めた。
「求められるところは守備だけど、それにプラスして代表に入るためには攻撃でも自分のところからアシストや得点を増やしていかないといけない。ただ、いま第3節まで終わってまだ得点もアシストもない。そこは危機感を持ちながら、もっと自分のところで崩して、得点とアシストができるところはあるのではと模索している。去年の2冠から相手も筑波を倒そうと来る。それ以上の気迫を持って3冠(総理大臣杯、リーグ戦、インカレ)を目指す」
代表でのCB起用も、今後の成長のきっかけにもなり得る。これまでもSB、ボランチだけでなく、トップ下やSHとさまざまな要求に応えて自らの糧にしてきた。「ポジションに合わせて動きを変えられるところは強み」。新たな気づきを掴み、新年度の飛躍につなげていく。
(取材・文 石川祐介)
