日本庭園に富士山? 新生 日産マイクラ(旧マーチ) 5 E-テックの兄弟に一新のハードを解説
6代目はルノー5 E-テックの兄弟モデル
過去5世代に渡って、40年以上の間に600万を超える台数が販売された、日産マイクラ(旧マーチ)。しばしの小休止を置いて、6代目が登場した。前世代と同様に、大きな様変わりを遂げて。
【画像】5 E-テックの兄弟に一新 日産マイクラ(旧マーチ) サイズの近い電動ハッチバックはコレ 全143枚
AUTOCARの読者ならご存知かもしれないが、新しいマイクラは2025年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した、ルノー5 E-テックの兄弟モデル。だが、英国パディントンに拠点を置く日産のデザインチームによって、前後は大幅に作り変えられている。

日産マイクラ(旧マーチ/英国仕様)
プラットフォームは、Amprスモールと呼ばれるもので、開発はルノー。ボディサイズは全長3950mm、全幅1780mm、全高1500mmで、5 E-テックより僅かに長い程度の差しかない。生産工場のラインも共有している。
3代目との関係性を感じさせるスタイリング
スタイリングは、3代目マイクラとの関係性を感じさせ、個性的なライト類のデザインが強い心象を残す。バンパーやボディサイドの下部はブラックのトリムで覆われ、やや背が高く感じられると思う。
一方で、5 E-テックのイメージを完全に塗り替えたとまではいえない。特にリアピラーの形状は、ルーツがルノーにあることを隠さない。象徴的なコンパクトカーの復活は、ルノーにとっても重要な課題だった。日産のデザイナーは、苦労したに違いない。

日産マイクラ(旧マーチ/英国仕様)
フェンダーの丸いラインや、ジェラート・スプーンで削ったような、と例えられるサイドのラインが、いいアクセントになっている。反面、5 E-テックの方がシンプルにクールだと感じる人も、いらっしゃるはず。
ボディカラーはルノーより暗めで、組み合わせは14種類。ホイールは、スチールも含めて3種類が用意され、すべて18インチだという。新しいマイクラは、おばあちゃんだけのクルマではない、とも日産は主張する。
現代的で若々しさが表現された内装
インテリアは、ボディ以上に5 E-テックとの共通点が多い。細かな仕上げを除けば、同じといってもいい。それでも、僅かな違いで異なる雰囲気の創出に成功している。
ルノーと似ていても、筆者は悪いことだとは思わない。内装は現代的で、若々しさが表現され、価格相応な上級感も醸し出されている。1世代前の同クラスのハッチバックの車内が、古びて見えてしまうほど。

日産マイクラ(旧マーチ/英国仕様)
車内空間は、5代目マイクラより僅かに狭い。そのかわり、荷室は366Lで拡大した。開口部の敷居が少し高く、重たい荷物は載せにくいようだが。床下には、充電ケーブルをしまうのに丁度いい収納もある。
日本庭園の模様や富士山のグラフィックも
内装のデザインは、3種類のテーマから選べる。ベースはコンフォート・グレードで、モニター・レイアウトが異なる。その上のオーダシャスとチルは、10.3インチのツインモニター。グーグル・ベースのインフォテインメント・システムが実装される。
チル・グレードは、明るく開放的な印象。オーダシャスは、日本的な居心地の良さが醸し出されているように思えた。

日産マイクラ(旧マーチ/英国仕様)
センターコンソールの小物入れは、富士山のグラフィックで飾られる。今回は見つけられなかったが、他にも富士山が隠れているらしい。ダッシュボード上部の細かな波模様は、日本庭園に見られる砂利の砂紋をイメージしたそうだ。
試乗時間が短かったため、インフォテインメントの使い勝手は充分検証できなかった。少なくとも、第一印象は悪くない。
走りの印象とスペックは、新生 日産マイクラ(旧マーチ)(2)にて。
