新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は発熱・せき・おう吐・下痢といった症状があると判明していますが、実は皮膚にも影響があることがこれまでの報告で示されています。皮膚に現れるCOVID-19の症状をボンド大学の皮膚科学者であるMichael Freeman氏がまとめています。

8 ways the coronavirus can affect your skin, from COVID toes, to rashes and hair loss

https://theconversation.com/8-ways-the-coronavirus-can-affect-your-skin-from-covid-toes-to-rashes-and-hair-loss-144483

Freeman氏は、COVID-19により発生する皮膚症状として、以下の8つについて解説しています。

◆1:斑点状丘疹

広範囲に複数の赤い発疹が出る症状は「斑点状丘疹」と呼ばれ、COVID-19の症状がより深刻な人に現れるとのこと。



◆2:目の充血

白目の部分が赤くなる結膜炎はCOVID-19感染の後期、あるいは重症者によく見られる症状。



◆3:コロナつま先

足先や手先、あるいは手足両方の先が赤く変色する症状は「コロナつま先」と呼ばれ、注目されています。部分的に赤紫に変色し、痛みやかゆみを伴い、膿疱や水ぶくれとなることも。コロナつま先は、ほかの症状が出た後、病気になってから後半に見られる症状で、特に子どもに多いそうです。



◆4:じんましん

ピンクや赤色のしみ、あるいはこぶのようなものが皮膚に現れる人も報告されています。小さな斑点のようなじんましんもあれば、お皿のように大きなものが現れることもあるそうです。1箇所に生じた腫れは数分から数時間で消えますが、再び現れたり消えたりを繰り返すとのこと。年齢は関係なく、ほかの症状と並行して症状が現れ、病気の重症度と関連していると考えられています。



◆5:水ぶくれ

感染初期の段階から現れる皮膚症状の1つが水ぶくれ。多くの場合、手に現れます。水ぶくれは中程度の症状、中年の年齢で見られやすく、10日以上続くとのこと。



◆6:網目のようなパターン

赤紫色の網目のような模様が皮膚に現れる症状は、高齢者や、症状が深刻な人に見られます。このような症状はウイルスに対する免疫反応の1つとして、血管が閉塞(へいそく)するために現れると考えられています。



◆7:小児多臓器系炎症性症候群に関連する発疹

免疫が過剰反応し、心臓や血管に炎症が起こるのが、この発疹の原因。これは生後3カ月までの子どもがCOVID-19にかかった時に現れる、まれな症状とのこと。



◆8:脱毛

COVID-19を含め重い病状を経験すると脱毛症状が起こります。これは大きなストレスに対処するため、体が不必要な活動をシャットダウンすることが原因。体内の鉄のレベルが元に戻ると再び毛は生え出します。以下のムービーでは、COVID-19を経験した女性が髪をとかすごとに毛が抜けていく様子を見ることができます。



なお、2020年6月にはハゲていると新型コロナウイルス感染症が重症化することを示す研究結果も発表されています。

「ハゲていると新型コロナウイルス感染症が重症化する」という可能性 - GIGAZINE