Glory出陣、佐藤嘉洋が心境を語る
「そうですね。12日から少しずつ練習量を落として調整する予定です。今回は22日に現地入りするのですが、いつもより1日余裕のあるスケジュールになっています」
――海外遠征の場合、その1日の違いがコンディションや調整に影響しますよね。
「試合の3日前に現地入りするのは今回が初めてなんですよ。今まで試合の前々日に着いて、試合翌日に帰国というスケジュールだったので。だから具体的にどこが変わるのか分かりませんが、今までよりいい状態で試合に臨めると思います」
――今回、GLORYからオファーがあったのはどのタイミングだったのですか?
「3月ですね。インターネットなどでGLORYの情報が出る前にオファーがありました」
――GLORYは「GLORY WORLD SERIES 2012」という大会タイトルに相応しい世界トーナメントとして開催されますが、オファーを受けた時はどういった心境でしたか?
「やっとK-1規模のトーナメントが開催されるんだな、という感じですよね。最近は様々なプロモーションでトーナメントが開催されていましたが、ここまでのスケール感がある大会はなかったと思います」
――GLORYの開催と時を同じくして、K-1が新体制で活動を再開し、佐藤選手が主戦場としてきたK-1 WORLD MAXも2年ぶりに開催されることになりました。GLORYからオファーが時点で、佐藤選手の耳にK-1MAXの話は届いていたのでしょうか
「それはなかったですね。タイミング的に先にGLORYから『世界トーナメントを開催する。そこで佐藤選手を中心選手として使いたい』というオファーがあって、それを受けたという形です。K-1から話があったのは、その後だったので、結果的に先に声をかけてくれたGLORYに出るという選択になりました」
――どうしても佐藤選手がK-1ではなくGLORYを選んだという見方をされる部分もあるとは思うのですが、あくまで大会の開催が先に正式決定し、オファーがあったのがGLORYの方だった、と。
「はい。その部分で特にいざこざはなかったですよ。ただGLORYの出場メンバーを見た時にジョルジオ・ペトロシアンがいるということは、僕にとっては大きいです。オファーがあった時点でペトロシアンがGLORYに出るという情報は耳に入っていて、仮にK-1MAXで優勝しても、ペトロシアンがいないトーナメントの一番じゃないですか。でもGLORYで一番になれば、絶対王者がいるトーナメントでの一番なので、胸を張って世界一と言えると思います」
――今年2月に佐藤選手はKrushのリングでISKA世界ライト・ミドル級(72.3kg)のタイトルを獲得し、その後どんなプランで試合を続けるのか動向が注目されていました。そこでGLORYというビッグイベントの開催は、佐藤選手の方向性を決める要因となりましたか?
「それはありますね。GLORYもK-1もまだスタートしていない状況ですが、期待感はあると思います。メンバーが二分されているとはいえ、どちらのトーナメントも世界中からこれだけのメンバーを集めたわけですから。僕は勝手に32人トーナメントをやっていると思っていて、欲を言えばGLORYのチャンピオンになって、K-1王者と戦いたい。プロ野球の日本シリーズならぬ、立ち技の世界シリーズをやりたいです」
――確かにそれは格闘技ファンなら誰もが見たい夢の対戦ですが、そうなると政治的な部分も絡んでくるのではと思ってしまいます。
「僕も両団体がどういう状態にあるのか、はっきりと把握していないのですが、お互いの運営母体の関係が悪いとは思わないし、共存共栄で上手くイベントを成立させて欲しいですよね。過去にショータイムのビッグイベントで、ショータイムがマネージメントするメルヴィン・マヌーフとゴールデン・グローリーのグーカン・サキが戦ったこともあるわけで、そういった形でファンが望むカードを実現してもらいたいです」
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