ニキヒルズワイナリーのブドウ畑を見学し、関係者に質問するトルシエさん(19日、仁木町で)

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 ワイン生産者としても知られるフィリップ・トルシエ元サッカー日本代表監督(71)が19日、北海道仁木町の「ニキヒルズワイナリー」を訪れ、町内のワイン醸造家らと意見交換した。

 トルシエさんは2002年のワールドカップ(W杯)で日本代表を初めて決勝トーナメントに導いた名将。14年からは、メルロー品種を主体としたワイン銘醸地、仏ボルドー地方サンテミリオンでワイナリーを営む。

 今回は、温暖化が進む北海道で、比較的暖かい地域に適しているメルローの可能性を探るため、助言を得ようとニキヒルズが招いた。

 トルシエさんは同社のブドウ畑や醸造施設を見学した後、意見交換会に出席。同社の醸造責任者太田麻美子さんや町内の他のワイナリー関係者、佐藤聖一郎町長ら約40人とともに、自身のワインと仁木産ワインの計7種のテイスティングを行い、仁木の産地としての未来像について語り合った。

 トルシエさんは、今年のW杯で日本代表が活躍するよう願って「FLAT3 by KANTOKU」という名のワインを今年発売したことを報告。「今回の訪問を機に、私がサンテミリオンと仁木の架け橋になり、仁木ワインをフランスに広めていきたい」と語り、大きな拍手を浴びた。

 ニキヒルズの石川和則社長は「トルシエさんのワインは素晴らしい。心の美しさが伝わってきた。世界を目指すため、トルシエさんのような人に学んでいきたい」と感激していた。