卒業旅行に行く大学生は注意! 海外旅行のおみやげに「ハム」は買って帰れないってほんと?
学生のうちに楽しんでおきたいのが「旅行」。社会人になると長い休みがなかなかとれなくなるので、世界中を旅しておきたいものです。
海外で「おいしい! 」と思っても、おみやげにできない食べ物が多いのはご存じでしょうか? ハムやソーセージ、ビーフジャーキーなどは海外「ならでは」の食べ物ですが、日本への持ち込みはほとんどが禁止、加工されていても検査証明書がない限り「おみやげ」として持ち帰ることができません。植物も同様で、マンゴーやグアバなどご当地フルーツを始め、リンゴやモモのようなポピュラーなものも持ち込み不可。ただし、強烈なにおいで有名なドリアンはOKで、機内やホテルには「持ち込み禁止」が定番なのに輸入は可能なフシギなルールがあるのです。
■「肉」のおみやげは、きわめて困難
海外に行ったら、その国らしいおみやげを買いたくなるのが人情、とくに現地でおいしいと思った食べ物は、家族や友人にも楽しんでもらいたいものです。ところが、食品をおみやげにするのは意外と難しく、なかでも「肉」はほぼ不可能。ハムやソーセージのような加工食品であっても、ほとんどの国から「持ち込み禁止」になっているからです。
これは動物検疫(けんえき)と呼ばれ、伝染病を防ぐのがおもな目的で、冷凍/加熱してあっても対象外にはなりません。ドイツはソーセージ、アメリカならビーフジャーキーが有名で、どちらも調理済の食品ですが、無許可のものは空港で没収… せっかく買ってきてもムダになってしまうのです。
もし肉製品をおみやげにするなら、
・輸入禁止になっていないか? … 家畜の病気が発生している国のものは禁止
・検査証明書があるか? … 日本の基準をクリアした製品である証明
この2つの条件を満たしたうえで、日本の空港での検査をパスしない限り、国内に持ち込めません。時間と労力がかかってもいいからおみやげに買って帰ろう、と思ったら、まずは日本向けの検査証明書があることを確認しましょう。
■検疫OKでも、機内NGな「ドリアン」
果物や野菜にも持ち込めないものがたくさんあります。サクランボやマンゴー、トウガラシやクルミのように、日本で見かける機会が多いものでも持ち込み禁止に指定されているのです。
これも肉と同様に、病害虫の侵入を防ぐのが目的で、
・地域限定 … マンゴー、グアバ、ライチ、トウガラシ
・ほぼ世界中 … ナシ、リンゴ、モモ、から付きクルミ
などが代表例。食べ物以外ではイネワラ製の「まくら」、球根や苗木も対象になります。逆に持ち込み可能なのは、東南アジアのパイナップルやココナッツ、ドリアンが代表例。国と植物によって可否が決まるのでかなりフクザツなのでガイドブックや農林水産省のwebで確認しておきましょう。
強烈なにおいで知られるドリアンは、かなりフシギな立ち位置で、
・日本への持ち込みは可能
・飛行機やホテルでは、断られる場合が多い
と、日本の空港で没収されることはありませんが、どうやって運ぶかが問題… 持ち込み不可なホテルが多いのも「におい」が原因ですから、機内にまん延したらタイヘンなことが起きてしまいます。おみやげにしたいひとは厳重に梱包しておきましょう。
■まとめ
・ほとんどの国の「肉製品」は、持ち込み禁止に指定されている
・冷凍してあっても、ハムやベーコンのような加工食品も対象
・検査証明書があり、空港での検査に合格して、はじめて「おみやげ」にできる
・マンゴーやグアバ、クルミやトウガラシなど、持ち込み禁止の植物も多数あり
・ドリアンは禁止されていないが、ホテルや航空会社に断られる可能性あり…
(関口 寿/ガリレオワークス)
