「缶ビール1本」で取り返しのつかないことに…人気CMディレクターが落ちた飲酒運転の思わぬ“危険”

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雨の夜にポルシェで飲酒事故

2月27日朝8時、送検のために警視庁玉川署から上下グレーのスウェット姿で現れたのは、CMディレクターで映画監督の浜崎慎治容疑者(49)だった。署の前に報道陣が待ち構えているのを見ると下を向き、護送車に乗り込んでいった。

その日の夜9時に釈放となり、再び玉川署から出てきた浜崎容疑者は白いTシャツと黒のジャケットに着替えていた。捜査員に頭を下げて玄関から出てくると、今度は真っすぐに報道陣を見ながら、

「このたびは私の軽率な行動で、皆さまにご迷惑をおかけしました。大変申し訳ございませんでした」

と、深々と頭を下げたのだった。

浜崎容疑者は26日に道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕された。

「25日の深夜、世田谷区等々力の路上で、浜崎容疑者の運転するポルシェがスリップし、対向車線を走るタクシーに衝突、民家の壁に衝突しました。目撃者の通報で駆け付けた警官が、現場で浜崎容疑者の呼気を検査したところ、基準値以上のアルコールが検出されたため逮捕。浜崎容疑者は容疑を認めており、『缶ビールを1本飲んだ』と供述したそうです。

幸いケガ人はありませんでしたが、事故当時、現場では雨が降っていました」(全国紙社会部記者)

浜崎容疑者は、吉沢亮(32)主演の映画『ババンババンバンバンパイア』(’25年)や、広瀬すず(27)主演の『一度死んでみた』(’20年)などで監督を務めた。またCMディレクターとしては超売れっ子でその実績はかなりのものだという。

「有名なのはauのCM。松田翔太(40)、桐谷健太(46)、濱田岳(37)の3人が主演するほか、主演級俳優がゲストで続々し、’15年から100作以上が制作された人気の『三太郎』シリーズです。それ以外にも家庭教師のトライの『ハイジ』や、日野自動車の『ヒノノニトン』、花王アタックの『洗濯愛してる会』などの一連のシリーズを手がけました。

ACCグランプリ、ACCベストディレクター賞をはじめ、広告界では数々の賞にも輝いています。コミュ力が高く、現場を明るく盛り上げる人という評判でした。スタッフといろいろ話すなかで、どんどん奇抜なアイディアが生まれてくるのだと、以前webのインタビューで語っていました」(芸能ライター)

危険運転になる可能性も

元交通捜査官でもある交通事故調査解析事務所の熊谷宗徳氏は、一口でもアルコールを口にした状態で運転することの危うさを警告する。

「酒気帯び運転は、呼気1lにつき0.15ml以上のアルコールが検出される場合を指します。これに対して酒酔い運転は、アルコールがどれだけ検出されるかにかかわらず、へべれけで真っすぐ歩けないような状態ですね。

どれだけの量を飲んだら酒気帯びになるのか、については、一滴でも飲んだら赤くなる人からザルみたいに飲める人までいるのと一緒で、個人差が大きいので、一概には言えないんですよ。一応、計算式はあるのですが、上下幅があまりに広すぎてあてになりません。だから、缶ビール1本だから大丈夫ということはけっしてありません」

「酒」でなくても検査にひっかかる例もあるようだ。

「私の経験でもウイスキーボンボンで検査に引っかかった例がありました。もっともけっこうな量を食べたのだと思いますが……。

また、マウスウォッシュでも、使用したばかりだと検査で数値が出る場合があります。しかし、水でうがいをすれば出ませんし、検査をする前には必ずうがいをさせるので、実際に引っかかることはありません。

事故を起こした場合、アルコール濃度が酒気帯びに該当しているか、していないかでだいぶ変わってきます。アルコールの影響で事故が起きたということになれば、危険運転が適用される可能性もあるのです」(熊谷氏)

3月1日、浜崎氏は審査員を務めていた『TYO学生MOVIE AWARD』の審査員から除名されたことが明らかになった。

「ホンの少し」と軽い気持ちで浜崎容疑者が飲んだのかどうかはわからないが、大きな結果を招いてしまったことは間違いないようだ。

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