胴上げされるラーズ・ヌートバー選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

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2023年3月22日のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝アメリカ戦に勝利し、日本の優勝が決まった直後の胴上げで、ラーズ・ヌートバー選手に起きたハプニングが視聴者の笑いを誘った。

自分の首元を気にするヌートバー

多くの有名メジャーリーガーを擁するアメリカ代表相手に、侍ジャパンが接戦を制した。打撃、走塁、守備と熱いプレーでチームを鼓舞したヌートバー選手は、今大会で日本ファンの心をがっちり掴んだ1人だろう。カージナルスで活躍し、今大会が日本代表初選出ながら、ミドルネームのタツジから「たっちゃん」の愛称で一気に親しまれる選手となった。

そんなヌートバー選手にハプニングが。優勝直後、栗山英樹監督に続いてダルビッシュ有投手が胴上げを待つ中、ヌートバー選手は横に立っていた佐々木朗希投手の背中をポンと叩き、自分の首元を気にする様子を見せていた。

すると、近くにいた村上宗隆選手が一瞬しゃがんで何かを拾い上げ、持ち主を探すように周りの選手に見せた。ベルトから外れた誰かの金メダルだろうか。村上選手に気づいたヌートバー選手が手を差し伸べて受け取ると、喜んで両手をあげ、声をあげながら上を向いた。自分のメダルを落としてしまっていたようだ。全身で歓喜を表すヌートバー選手に、村上選手らも笑顔を見せた。

まさかのトラブルに見舞われるも、仲間の助けで無事解決し、喜ぶ様子に、SNSには思わず笑ってしまったという投稿が相次いでいる。

「やっぱり何回みてもヌートバーメダル壊れてて面白すぎる」「村上がちぎれた金メダル見つけて誰のか探してたらヌートバーが俺の!? オーマイガーって言うてるん笑ったわw」「右側でヌートバー俺のメダルない!?ってなって左側でメダル落ちてて俺のメダルがぁ!ってわちゃわちゃやってるのかわいい」「胴上げで村上が誰かのメダル拾っててんけどヌートバーのやってOMG(言ってたから知らん)って天仰いでたwww」

その後、胴上げはダルビッシュ選手、大谷翔平選手と続き、さらに大谷選手に促されてヌートバー選手も体験した。メジャーではあまり馴染みのない胴上げに体をこわばらせる様子を見せつつも、笑顔で宙を舞った。