日本では、賃貸物件に住んでいた人が退去する場合、借主が掃除して返すのが一般的だ。自分で掃除できない人のために、専門の業者が存在するほどだが、どのくらいきれいにして返すものなのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本では、賃貸物件に住んでいた人が退去する場合、借主が掃除して返すのが一般的だ。自分で掃除できない人のために、専門の業者が存在するほどだが、どのくらいきれいにして返すものなのだろうか。中国メディアの捜狐はこのほど、「15年ほど住んでいた人が退去した部屋」を紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介したのは、ある日本の大家がSNSで紹介した賃貸物件だ。それまで住んでいた入居者が退去する際に部屋をピカピカに掃除して引き渡したそうで、記事は「誰も住んだことがない部屋のようになっている」と驚きを交えつつ、絶賛している。どのくらいきれいだったかというと、「壁だけでなく、床も新築のようで、照明器具の上のほこりまできれいに拭き取られていたという」と伝えた。

 日本の賃貸契約では、入居者には「原状回復」の義務が課されている。そのため、入居したときの状態にまで掃除して返すのが基本で、必要に応じて大家が敷金からハウスクリーニング代を出す仕組みになっている。中国にはそのような習慣はなく、退去の際に掃除しないだけでなく、不要な荷物やごみをそのまま残して退去する人が極めて多い。そのため大家が自分で掃除するか、次に入居する人が掃除することになるのが一般的であるため、日本には「ここまでぴかぴかに掃除して出ていく人がいる」ことに中国人は大きな驚きを感じたのだろう。

 今回のケースは、ただきれいに掃除するにとどまらず、新しいトイレットペーパーを置いていき、郵便受けには養生テープを貼っておくなど、オーナーと次の入居者への気遣いにあふれていて日本でも珍しいケースだったと言えるだろう。記事の中国人筆者は、オーナーのコメントを引用し、日本には「立つ鳥、跡を濁さず」という言葉があると紹介している。

 日本人はルールを守るのは得意だと言われているが、それに加えてほかの人のことを考えたこうした気遣いが自然とできるようになれば、自分も周りももっと気持ちよく生活できるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)