次世代iPhoneは大きくなる?スマホはなぜ大型化に向かうのか

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近年、スマートフォンの大型化が急速に進んでいます。初期の製品はディスプレイサイズが3インチ台と片手でも操作できるほどのサイズでしたが、その後4インチ台が登場し、現在の最新モデルは5インチ台が主流となりつつあります。さらにauが2014年春モデルで発表した約6.4インチの液晶ディスプレイを搭載した「Xperia Z Ultra SOL24」(ソニーモバイル製)のような6インチを越える製品まで登場してきています。

また最近では、5世代目まで大型化を抑えてきた人気のiPhoneも6世代目で大型化するのではないかという予想や憶測まで飛び交っています。

とどまること知らないスマホの大型化ですが、そもそもどうして大型化が必要なのでしょうか。


■搭載するバッテリー容量の限界を改善できる
スマホで使われているバッテリーは、繰り返し充電ができるリチウムイオン電池です。バッテリー本体の高容量化も順次進められていますが、スマホ本体に内蔵できるバッテリー容量には限りがあります。

機種により多少の違いありますが、2013年のNTTドコモのAndroidスマホのように液晶ディスプレイの大型化にともなう本体サイズの大型化を計ることで大容量バッテリーの搭載を可能にしてきたことがわかります。

約 4.3インチ:Xperia(TM) Z1 f SO-02F  :2300mAh
約 5.0インチ:AQUOS PHONE ZETA SH-01F:3000mAh
約 5.7インチ:GALAXY Note 3 SC-01F  :3200mAh


一方、iPhoneは、 iPhone 4以降の本体サイズをほとんど変更しなかったため、主にバッテリーの高容量化により容量を増やしてきたといえます。

約3.5インチ:iPhone 4s  :58.6 mm×9.3 mm×115.2mm:1420mAh
約4.0インチ:iPhone 5s  :58.6 mm×8.97 mm×123.8mm:1560mAh

このことからも、次期iPhoneでの大型化は、完全なマルチタスクなどに対応したことで電力消費が増加した現在のiOS 7搭載環境において、バッテリー持ちを改善する有効な対策の一つともと言えるかもしれません。


■大型化で高解像度でも視認性を改善できる
現在は、インターネットや電子書籍・HD動画、1000万画素以上のカメラなど、高画質なコンテンツが増えてきています。特に電子コミックなどは、液晶ディスプレイの解像度により表示の奇麗さやクリアさが大きく左右されます。

Androidスマホでは高画質なコンテンツに対応してフルHD(1920×1080ドット)液晶ディスプレイの搭載が主流となってきています。高解像度の液晶ディスプレイは精密な表示が可能な反面、OSやアプリが対応しなければ文字やアイコンなどの表示は小さくなり、見づらくなったりします。

Androidスマホでは、4インチ液晶サイズであれば解像度を下げ、5インチ以上の大型液晶ディスプレイ搭載機種は高解像度を採用することで視認性を確保しています。

約 4.3インチ:Xperia Z1 f SO-02F  :1280× 720ドット
約 5.7インチ:GALAXY Note 3 SC-01F  :1920×1080ドット

iPhoneにおいても、iPhone 4sとiPhone 5sで液晶ディスプレイサイズの大きさに対応して解像度が向上しています。

約3.5インチ:iPhone 4s  : 960×640ドット
約4.0インチ:iPhone 5s  :1136×640ドット


スマホの大型化は、本体が重くなる、持ちにくくなる、ポケットに収まらないといった持ち歩く上の不便さで気になる点もありますが、スマホの高機能や多彩な機能を十分に使えるバッテリー持ちや見やすさなどの長所を伸ばし、短所を改善する方法でもあったりします。