14歳の撮影会で「“振り返って”のポーズが怖くて」「マジでごめんね」中学生で常連ファンを出禁に…西永彩奈(30)が語る、ジュニアアイドル時代の苦い記憶
〈「体操座りは膝をくっつけて」「ヤバいよ、16歳になっちゃうよ」と焦り…30歳になった西永彩奈(30)が明かす、ジュニアグラビアのリアル〉から続く
13歳でグラビアアイドルとして活動を始め、年齢を感じさせないルックスで長く人気を集めてきた岡山県出身の西永彩奈さん(30)。
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30歳を迎えてグラビア卒業を発表した彼女に、ジュニアアイドルとグラビアアイドルでのポーズの違い、グラビアアイドル移行の際に受けた前貼りの洗礼、アンダーヘアーの処理などについて、話を聞いた。

西永彩奈さん
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今思うと「マジでごめんね」出禁にしてしまったジュニア時代の常連さん
――ファンと集まって撮影会の日程などを決めるとのことですが、ファンと接する機会は結構あるんですか?
西永 基本、イベントに来てくれるのはファンクラブの方ばかりですね。撮影会も、一応一般の方も来られるんですけど、ファンクラブのVIP会員から埋まっていくので。
――これまでの撮影会でちょっと怖い経験とか、ビクッとなる経験はなかったですか。
西永 今思うと「マジでごめんね」っていう話なんですけど、ジュニアの時に1対1の撮影会で、毎回来てくれる方がいたんです。すごくいい人だったんですけど、「後ろを向いて振り返って」っていうポーズを指定されて。その人はシンプルに振り返ってと言ってるだけなんですけど、当時の私はそれがお尻を突き出してということだと思い込んでしまって。
「気持ち悪い」と社長に伝えたら、その方が出禁になってしまったんです。めっちゃお世話になってたのに、本当に悪いことをしたと思っています。
――西永さんがいくつの時ですか?
西永 たぶん14歳くらいですね。今思うと大したポーズじゃないのに、「エロいところを撮ろうとしてる」って勝手に胸がザワザワしちゃって。
――センサーが変な感じで働いてしまった。
西永 社長も横で見ていて止めてなかったから、大したことじゃなかったんですよね。だけど、その時は「なんだかイヤだな」と感じちゃって。その方はほんとにいい方で、「イヤな思いをさせてしまったらごめんなさい」って感じだったので、ほんと申し訳なかったなと。
――今、その方が撮影会に来たら?
西永 全然ポーズします。リクエストに応えます。来て欲しいですね。直接ちゃんと謝りたいなって。ずっと申し訳ない気持ちはありますね。
上京したら学校が楽しすぎて「高2ぐらいまでは土日だけ仕事」
――高校生になるタイミングで上京をされたんですよね。
西永 はい。最初は岡山の高校に半年間行ったんですけど、もっと仕事がしたいと思って上京しました。上京したらしたで学校が楽しすぎて、高2ぐらいまでは土日だけ仕事するようにして、普通に高校生活を楽しんでいました。でも、「このままじゃ岡山にいる時と変わらないな」と思って、高3で芸能科のある学校に転校して、そこからまた本格的に芸能を頑張るようになりました。
――ジュニアアイドルからグラビアアイドルへと移るにつれて、仕事に対する意識も変化しましたか。
西永 高3までは親がお金を管理してくれていたので、いまいち自分がいくら稼いでるのかわからなかったんですけど、大学生になってから自分でちゃんと給料を管理するようになって、「芸能の仕事で頑張らなきゃ」と思いました。
今の事務所に移籍したのも大きいですね。高2の終わりぐらいからお世話になっているんですけど、事務所の方針で、ジュニアアイドルのイメージからグラビアアイドルにシフトチェンジしていこう、と。そこから自分の意識も、ちゃんとグラビアアイドルとして頑張っていかなきゃ、というふうに変わりました。
――親の管理下から離れてから、自分の給料額を見た時はどう思いました?
西永 前の事務所と今の事務所で同じ仕事をした時に、「え、前の事務所では9割持って行かれてたやん」なんてことを知ったりとか(笑)。
ジュニアアイドルからグラビアへ 最大の変化は「初めての前貼り」
――ジュニアアイドルとグラビアアイドルでは、ポーズなどに違いがあるんですか。
西永 DVDの作り方から違いますね。水着のサイズ感や、求められる表情、セリフも変わってきます。ジュニアアイドルは「ねえ、お兄ちゃん、遊ぼう」とか「先生、勉強教えてよ」みたいなセリフがあったり、BGMが流れていたりするんですが、グラビアは生音を使ったり、ストーリー性のある作品が多かったり。
――最も大きな変化は何でしたか?
西永 初めて前貼りを付けました。それまでは水着の下にアンダーショーツを穿いていたんですけど、前貼りを付けてほしいと言われて、前貼りデビューです。存在を全く知らなかったので「前貼りって何?」って感じでしたけど(笑)。
――年齢的にアンダーヘアに注意しないといけなくなる。
西永 グラビアの撮影だと水着の紐が細くなったりして、アンダーが見えちゃうから付けてくれと。透け防止もありますし、水着を直接着ると食い込みができてしまったりするので、そのためです。前貼りをして、さらに綿やシリコンカップを詰めて、形をきれいに見せるんです。それはスタイリストさんが丁寧にやってくれます。
初めて前貼りした時には、「ブラジリアンワックスに行ってください」とも言われて。私、脱毛したのが遅くて。24歳の時だったんです。
――24歳で脱毛は、業界的に遅いほうになるのですか?
西永 当時は今より脱毛の文化がなくて。でも、DVDのロケ前には毛の処理もしなくちゃいけないじゃないですか。ロケ前に撮影会があると連日何度も剃らなきゃいけなくて、ロケの2日目あたりで赤くなったりしたこともあって。今思えば、さっさと脱毛しておけば楽だったと思いますね。
角度の違うハイレグ、下乳…「挑戦してほしい」と言われる衣装
――衣装のスタイルも変わっていくわけですよね。
西永 DVDの本数が増えていくと、「前回はここまでだったけど、今回はもう一段階、この衣装に挑戦してほしい」みたいなせめぎ合いはありますね。主に露出度で。
――「挑戦してほしい」と言われる衣装は、具体的にはどのようなものに。
西永 ハイレグの角度が変わったり、下乳を最初から出すか出さないかとか。私が最後までやりたくないと言い続けてやらなかったのは、ニップレスです。キラキラのビジューが付いているシールみたいなもので、それを貼るだけなんですけど。
――きわどさを極めた水着と変わらなそうですね。
西永 ワイヤーとレースが紐で繋がっているような変形水着だと、見え方はニップレスとほぼ同じなんですけど、一応それは水着になる。でもニップレスだけだと紐がないから嫌だ、みたいな。まあ、見え方の問題になりますね。
デビューしたばかりの子には「駆け引きの仕方を教えてあげてほしい」
――25歳の記念に出した写真集『イケナイコト』の表紙はヌードですよね。
西永 表紙では何も着ていませんけど、中身はセミヌードが多くて、制服を着たりパンチラしたりとか。
この写真集で初めてTバックもしたし、手ブラもしました。手ブラって意外と難しいんだなと。自分で寄せつつも、手に力を入れすぎないように、ナチュラルに見せるのが大変でした。
おかげさまで好評で、もう出版社に在庫はないです。
――最近のグラビア業界の露出度はどんなものなのでしょう。
西永 露出度がすごく上がっているなと思います。デビューしたばかりの子が、誰からもいろんなことを教わらずにいきなりマイクロビキニを着ていたり。簡単にそういう水着が買えるような状況にもなっていますし。まだDVDも決まっていない子が、撮影会で最初から下乳を出していると、DVDではそれが当たり前になってしまう。そのあたりの駆け引きの仕方を、誰かがちゃんと教えてあげてほしいなって思ってます。
写真=深野未季/文藝春秋
〈「最初から巨乳だったらドカーンと…」30歳でグラビア活動から卒業を決めた西永彩奈(30)が語る、コンプレックスを武器にした“生き残り戦略”〉へ続く
(平田 裕介)
