イラン上空で米戦闘機F15Eが撃墜、乗員2人のうち1人救出 捜索救助活動の映像浮上

(CNN)米国の情報筋3人は3日、イラン上空で米軍の戦闘機が撃墜されたと明らかにした。イラン国営メディアの報道を裏付ける形となった。
情報筋のうち2人によると、米軍は捜索救助活動を開始した。米国の情報筋2人と事情に詳しい3人目の情報筋によると、乗員2人のうち1人は救出され、現在は米国の保護下にある。この乗員は生存しており手当てを受けているという。
米情報筋の1人はまた、撃墜された機体は空中戦や空対地任務を実施可能なF15E「ストライクイーグル」だと確認した。F15には通常、パイロット1人と兵装システム士官1人が乗り込む。
救助活動の様子を捉えたとみられる映像がSNSに投稿され、CNNは動画の位置情報を特定した。
イラン政府系のタスニム通信は、消息不明になっている乗員の捜索は「これまでのところ実を結んでいない」と報道。これとは別にファルスニュースでは、アナウンサーが「敵のパイロット」を捕らえた者には報奨金が支払われると説明した。
機体がイランのどの位置で墜落したのかは現時点で不明。
ホワイトハウスのレビット報道官はCNNの取材に対し、「トランプ大統領には報告済みだ」と述べた。
米軍とホワイトハウスは現在の状況や乗員の状態についてコメントしていない。
CNNが位置情報を特定した映像では、複数の軍用機がイラン中部フーゼスタン州の上空を低空飛行する様子が確認された。捜索救助作戦の一環とみられる。
米軍機がイラン上空で撃墜されるのは今回の紛争で初めて。戦争開始直後には、F15戦闘機3機がクウェートの防空部隊による誤射で撃墜される事案もあった。
トランプ政権の当局者はこのところ、戦争に事実上勝利した、米国はイラン上空で航空優勢を保持しているとの主張を繰り返している。先月には、トランプ大統領がホワイトハウスの大統領執務室で「(米国は)勝った。この戦争に勝利したのだから、続けたがっているのはフェイクニュースだけだ」と発言した。
トランプ氏は「我々はテヘランやイラン各地の上空で、文字通り航空機を飛ばしている。イランはなす術がない状態だ」と述べていた。
