「しゃがんで下からカメラを見つめていらしたのには驚きました…」 「佳子さま」お誕生日写真に進む“アイドル化” フォーマル風フォト「愛子さま」との“個性の違い”とは
毎年、晩秋から初冬にかけては、皇族の方々の「お誕生日ラッシュ」だ。11月30日の秋篠宮殿下を皮切りにして、12月の初旬に愛子内親王殿下と雅子皇后陛下、下旬には上皇陛下と続き、12月29日には、佳子内親王殿下がお誕生日を迎えられる。その際には、宮内庁からご近影が報道機関に提供され、それが紙面・誌面や番組を飾ることになる。この年末にも31歳を迎えられた佳子さまのお写真とビデオが提供されたが、それに一部の関係者からは驚きの声が上がったという。
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【写真を見る】しゃがみこまれ、下からカメラを…話題となった「佳子さま」お誕生日ご近影 過去5年分のお写真を「愛子さま」フォトと比較する
サザンカの下に…
昨年のお誕生日に際して、宮内庁は佳子さまのお写真とビデオを提供した。12月上旬に赤坂御用地を散策されているご様子を撮影したものだが、話題となったのはその中の一枚だ。

皇室の事情に詳しい、さる報道関係者によれば、
「佳子さまが、サザンカが咲いている木の下でしゃがみこまれ、微笑まれながらカメラを斜め下からご覧になっているお写真があったのです。佳子さまのお美しさがよくわかるお写真には違いないのですが、皇族は“ロイヤル”なお立場ですから、このような下から見上げるような構図は一般的ではありません。ずいぶん挑戦されたな、と驚きました。他にも、チェキで風景を撮影されているものもありましたし…」
ポエムチックな説明
もともと、佳子さまのお誕生日のお写真が“個性的な”ものであるのは知られた話だ。ここ6〜7年のお写真をウオッチしている報道カメラマンによれば、
「撮影場所はすべて屋外です。佳子さまにフォーカスしたカットもあれば、“引き”で初冬の風景に溶け込むお姿のものもある。正面からのものだけでなく、横から振り向かれていたり、紅葉の木々を見つめられるものもあったりと、相当なカット数を撮られたと推測できるほどバリエーションが豊かです。服装も明るめのものが基調で、とてもフォトジェニック。毎年、公開される度に『名画風』『お見合い写真のようだ』と話題になっています」
お写真とビデオは宮内庁のHPにもアップされる。そこには映像の説明が記されているが、佳子さまの場合は、その文章からして非常に情緒的だ。少々長いが、昨年のものを引用すれば、
〈内親王殿下が、12月上旬に赤坂御用地内を歩かれているご様子を撮影した映像です。茶色のシャツとスカートに白色のセーターを着ていらっしゃいます。青空が広がり、鳥のさえずりが聞こえる暖かな日でした。はじめに、サザンカがきれいに咲いている場所を歩かれました。左側にピンク色、右側に白色のサザンカが咲いている間からゆっくりと歩いてこられ、振り返ってサザンカをご覧になりました。場面が変わり、ピンク色のサザンカを近くでご覧になり、花びらに触れられました。インスタントカメラでお花を撮影され、ウィーンという音とともに出てきた写真をご覧になり、微笑まれました。赤く色づいたモミジにも歩み寄られました。足元に広がる落ち葉を踏みしめて歩かれた時にはガサガサという音がし、落ちている枝の上を歩かれた時には枝がポキッと折れる音がしました。再び場面が変わり、内親王殿下は風景を楽しまれながら、芝生の斜面を歩かれました。動画の最後にかけて、斜面の上まで歩かれた内親王殿下の後ろに斜面の下の池や松、紅葉が広がっています〉
お堅い宮内庁には珍しいポエム調である。まるでアイドルの写真集やイメージビデオのようなスタイルの映像を、毎年公開なされているわけである。
コンサバティブな愛子さま
この傾向は、同じ12月にお誕生日を迎えられる愛子さまと比べるとより際立つ。
「愛子さまの場合は、ほとんどが室内で机にお座りになっており、正面からのお写真が多い。屋外の場合も、柿の木のたもとに立たれるカットや、馬の飼育場面、愛犬とのご散策などの構図です。服装も落ち着いた色で、肌の露出も極めて少なく、フォーマルな印象がお強い。良い意味でも悪い意味でも、変化が少なく、コンサバティブなショットばかりです」(前出・報道カメラマン)
そんなことから、ご近影をアップしたHPの説明にも、「御所にて」「皇居東御苑にて」といった注釈のみで、至ってシンプルなものである。
家風の違い
なぜ、同じ内親王殿下のお誕生日写真でも、このような違いが起きるのか。
「写真は宮内庁提供ですが、実は佳子さまの場合、お誕生日写真の撮影は、皇嗣家が委嘱したカメラマンが撮影を担当している。そうしたことから、佳子さまの場合は凝りに凝った撮影が行われているのでは、と見られています」(皇室取材をするメディア関係者)
その背景には、お二人の個性、いや、両家のご家風の違いがあるという。
「愛子さま、というより天皇家の方々は、やはり陛下が幼い頃から将来の天皇としてのお振る舞いのあり方を身に付けられてきたためか、人と争ったり、目立とうとされたり、型破りなことをなされようとはされません。伝統を大切にされ、どちらかと言えば受け身の姿勢で行動なされます。天皇陛下はお好みなども絶対に口にはされませんし、文書の締め切りなどもしっかりと守られる。他人に影響を与えたり、余計な負担をかけたりしないことを大前提にお考えになるのです。そうした姿勢を愛子さまも子どもの頃から見ていらっしゃるため、同様の行動を取られます。写真撮影についても、あれこれ注文をされることはなく、場所や構図に関してのカメラマンの提案を、大筋、そのまま受け入れていらっしゃるのでしょう。そのため、写真はどうしてもおとなしめなフォーマルなものになるのだと思います」(前出・報道関係者)
なるほど確かに愛子さまのみならず、天皇陛下、皇后陛下のお誕生日のお写真を見ても、極めてシンプルな構図のものばかりである。
新たな道を模索
他方で、秋篠宮家は、
「秋篠宮さまご自身が次男坊ということもあり、お若い頃から奔放で型破りなイメージが付きまとってきました。口元には髭を蓄えられ、サングラスを掛けてお出ましになり、お酒もお好きでスナックにボトルキープをされていたこともある。ご結婚後も、お子さまをみな、学習院以外の大学に進学させられましたし、大嘗祭への公費支出にも疑義を呈されることもあるなど、これまでの伝統にこだわらず、新たな道を模索されるのが、秋篠宮家のご家風でもあります」(同)
紀子妃殿下も、
「よく指摘されることですが、ご自身のみならずご一家に関わることについて、周囲にお任せになるのではなく、すべての経緯を把握されたいタイプでいらっしゃいます。職員には、案件の途中経過も必ずお求めになるほど。そのご性格を佳子さまもよく受け継いでいらっしゃる。必要な書類に自分が目を通されていないと駄目ですし、それこそ書類がクリップで留めているか、ホッチキスで留められているかまでお気になさるタイプです」(同)
ホームドラマ風のビデオ
そのため、
「毎年の映像についても、カメラマンと丹念に打ち合わせをされ、新しいもの、他とは異なるものを模索され、“絵作り”をされて臨んでいらっしゃるのだと思います。事後のチェックにも厳しいことでしょう」(同)
実は、
「佳子さまだけではなく、母の紀子さまに関してもお誕生日に公開されるビデオが話題に上ります。これは天皇ご夫妻、上皇ご夫妻のお誕生日ビデオと同様、ご夫婦で、居間などで談笑されている場面が撮影されます。ただ、紀子さまのお誕生日のビデオだけは、時折、紀子さまが一人でアルバムなどをご覧になっている中、秋篠宮さまが部屋に入ってきてお話を始めるという、“ホームドラマ風”とも言うべき、大変個性的なものが提供されることがあるのです。宮内庁にはああいった一風変わったものを提案するという発想は絶対にありませんから、紀子さまのご指示によるものだと思われます」(同)
令和の天皇家とは異なったお振舞い
このような両家のご家風の違いが背景にあって、佳子さまと愛子さまのお写真の“差異”も生まれるというわけなのである。むろん、これはどちらが皇族のお振舞いとして相応しいということではなく、個性の違いであるわけだが、先の報道関係者はこんな指摘をする。
「現陛下の後の、次の御世からは、皇統が秋篠宮家に移ることが確定しています。お写真だけを見てもこれだけの違いがあるのですから、次代の天皇家のお振舞いは、きっと令和のそれとは、かなり異なったものとなるのでしょう」
まだ1月だが、はや今年の佳子さまのお誕生日写真もおおいに気になるところである。
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デイリー新潮編集部
