【海外発!Breaking News】正当防衛か否か 偽物の銃でレストランを襲った強盗、客に射殺される(米)<動画あり>
日本食やラーメンのほかアジア系のレストランが多く集まり、米テキサス州ヒューストン在住の日本人にも馴染みがあるチャイナタウン。そこからほど近い場所に店を構えるメキシコ料理店「El Ranchito #4(エル・ランチート#4)」で、現地時間1月5日の午後11時半頃に強盗事件が発生した。
店内の監視カメラの映像には、日付が変わろうとしている時間帯にもかかわらず食事中の数組の客が映っている。そこに突然、覆面を被った全身黒ずくめの男が入ってきて、何かを叫びながら銃のようなものを客に向かって突き出した。
食事中だった一組の客は床に身を伏せながら、紙幣や財布のようなものを覆面男に向かって投げている。覆面男はそれらを奪い取ると、周囲を警戒しながら店の出口の方へ向かった。しかし、壁際に座る男性客のそばを通り過ぎた時、この男性客が腰から銃を取り出し、覆面男の背後に4発の銃弾を放った。さらに男性客は床に倒れた覆面男に近づき、続けざまに発砲。これらの様子が映像に収められていた。
警察によると、覆面男には少なくとも頭部への1発を含む9発が撃たれたという。また覆面男が持っていた銃はプラスチック製で、エアソフトガンや小型のBB弾用ピストルのような偽物だったことも判明した。
映像の続きには、銃弾を放った男性客が奪われた金品を倒れた男から取り返してそれぞれの客に戻していたこと、また覆面男の銃を奪い、偽物だと気づいて「おもちゃじゃないか!」と壁に投げつける様子も映っていた。
テキサス州では、正当防衛が認められる状況で他人へ発砲することは合法のため、監視カメラの映像が複数のメディアのSNSで公開されるや否や、コメント欄にはさまざまな意見が多数寄せられた。
「何発も撃って、しかも頭にまで! これはやり過ぎじゃない?」
「偽物の銃だなんて、その時は分からなかっただろうから、完全に正当防衛が認められるでしょう」
「正当防衛なら、どうして逃げたんだ?」
「オープンキャリー(一部区域・施設を除き、合法的に外から見える状態で銃を携帯できる)のテキサスで偽物の銃で強盗するとか、あり得ない」
「最後の1発はまずかっただろう。それでも命を脅かされたと言い張れるだろうけど」
「彼はそこにいた客全員の命を救っている。ヒーローだよ」
警察の発表によると、死亡した覆面男はエリック・ユージーン・ワシントン(Eric Eugene Washington 30)で、いくつもの犯罪歴があり、犯行当時も保釈中だったという。
ワシントンの犯罪記録には、凶悪な凶器を使った加重強盗の容疑で懲役15年の有罪判決を受け、2021年に仮釈放。また2022年12月にガールフレンドへの暴行で起訴されていた。
強盗を銃撃した氏名非公表の男性客(46)はその後警察に出頭し、現在は弁護士とともに捜査に協力しているという。近いうちに、彼の処遇が明らかになることだろう。
なお不運なことに、このレストランは事件の5日後に再び強盗被害に遭い、レジや3台のゲーム機、ガラス戸数枚を破壊され、数百ドルの現金を盗まれてしまった。インタビューに応じた店主のペドロ・ロペズさん(Pedro Lopez)は「店を構えてからこれまで一度もこんなことは起きなかったのに…」と悲痛な面持ちで語っていた。
画像は『ABC13 2023年1月11日付「El Ranchito taqueria in SW Houston broken into 5 days after fatal shooting, surveillance video shows」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)
