ソン・フンミン選手(写真:ロイター/アフロ)

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中国メディア「捜狐」(WEB版)は2022年11月29日、サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会に出場している韓国代表チームの特集記事を公開し、韓国のグループステージ突破を絶望視した。

韓国は1敗1分けでグループ3位

グループHの韓国は11月24日の初戦でウルグアイを0−0で引き分け勝ち点「1」を獲得。28日の第2戦ではガーナと死闘を繰り広げ2−3で敗れた。韓国はガーナ戦で前半2点を失うも後半13分、16分にFWチョ・ギュソン(24)の連続ゴールで同点に追いついた。

勢い付く韓国だったが、後半23分にガーナMFモハメド・クドゥス(22)に逆転ゴールを許し2−3に。1点ビハインドでアディショナルタイムに突入し、パワープレーで猛攻を仕掛けるも得点ならず勝ち点を奪うことができなかった。

グループHはそれぞれ2試合を終え2戦全勝のポルトガルが勝ち点「6」でトップ。韓国に勝利したガーナが1勝1敗の勝ち点「3」で2位に付け、1敗1分けの韓国が3位、同じく1敗1分けのウルグアイが最下位に沈んでいる。グループステージ突破が厳しい状況の中、韓国は12月2日に首位ポルトガルと対戦する。

中国メディア「捜狐」(WEB版)は、ガーナ戦を振り返りながらポルトガル戦の展望を独自に分析した。

グループステージ第2戦の「呪い」を解くことできず

韓国は試合が始まってから常にボールポゼッションで絶対的なアドバンテージを持っていたが、攻撃効率に関しては単純に数字だけでは比較できないと指摘。ガーナは前半2本のシュートだけで2点を挙げ、韓国は前半7本のシュートのうち枠内シュートは1本だけだったと分析した。

後半に同点に追いつくも幸福な時間は長く続かずガーナに逆転を許したとし、韓国のワールドカップは基本的に終わったと指摘。グループステージ第3戦でポルトガルと対戦するが、韓国がポルトガルに勝つことは「疑いようのないジョークだ」と辛辣に皮肉った。

同メディアの別の記事では韓国は「呪い」を解くことができなかったと指摘。韓国は過去に10回ワールドカップに出場しているが、グループステージの第2試合に勝ったことがなく通算6敗4分け(ガーナ戦を含めると7敗4分け)で直近大会では3連敗を喫していると解説し、第3戦のポルトガル戦での勝利は絶望的だとしている。

韓国代表のパウル・ベント監督(53)は、ガーナ戦の後半アディショナルタイムで韓国にコーナーキックを蹴らせず試合を終了させた主審に猛抗議。これによりレッドカードを受け、ポルトガル戦ではベンチに入ることができない。グループステージ突破に向けて負けられない韓国は指揮官不在で第3戦に挑む。