「第72回NHK紅白歌合戦」司会者たち(NHK提供)

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第72回NHK紅白歌合戦」が2021年12月31日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)から生放送され、紅組が2年連続の優勝を果たした。

会場にいた観客と視聴者の投票では、どちらも紅組が優勢という結果だったが、番組の「ゲスト審査員」6人は全員が白組に投票していた。

大泉洋「審査員は白でしたけどね」

第72回NHK紅白歌合戦は、テレビ視聴者「視聴者審査員」、国際フォーラムの観客「会場審査員」、番組に出演するゲスト「ゲスト審査員」の3グループによる投票で勝敗を決した。各グループの投票の多かったほうに1ポイントが入る仕組みで、2ポイント以上を獲得した組が優勝となる。

ゲスト審査員には、三谷幸喜さん、清原果耶さん、坂口健太郎さん、石川佳純さん、小池栄子さん、谷真海さんが参加。6人全員が白組に投票し、白組に1ポイントが入った。

一方で「会場審査員」は、紅組に1110票、白組に1000票。「視聴者審査員」は紅組に218万9150票、白組に195万6996票を投じた。結果、紅組が2ポイントを獲得し優勝した。紅組の優勝は今回で33回目となる。

ゲスト審査員の投票では白組が圧勝だったのにもかかわらず、観客や視聴者たちの投票が紅組を勝利に導いた。司会を務めた大泉洋さんは「紅でした!紅でしたか・・・!審査員は白でしたけどね」と驚くようにコメントした。

SNSでも「紅白審査員は全票白組なのに視聴者投票で逆転紅組優勝は熱すぎるな!」と感動する声があがった。一方で、ゲストと視聴者ら一般人の投票結果の違いに、苦笑いするような反応も漏れている。

「会場がちょっと変な空気になってたの草生える」「紅白の結果、審査員票ガン無視で草」「なんとも言えない空気で終わった」