クラブでも代表でも好調を維持していた大迫。どちらにとっても手痛い離脱となりそうだ。 (C) Getty Images

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 ドイツ1部のブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也は、負傷のため4〜6週間の戦線離脱をするようだ。週末のRBライプツィヒ戦に向けた会見で、フロリアン・コーフェルト監督が公表した。

 先週末に行なわれたウニオン・ベルリン戦で、大迫は負傷交代。クラブは当初、「ふくらはぎの痙攣だった」と発表していたが、試合翌日に行なわれたトレーニングの後、「太ももの重大な負傷が判明したため、練習を離脱した」と現地紙が報道。クラブの対応が注目されていた。

 そして現地時間18日に行なわれた会見で、コーフェルト監督は「ユウヤ・オオサコは離脱する」と発表した。
 
「オオサコは4週間から6週間程度、離脱する見込みだ。練習中、単純なターンをした時に、太もも裏の筋肉に裂傷を負った。

 その代わり、ミロト・ラシチャ、フィリップ・バルクフレーデはメンバー入りする。マキシミリアン・エッゲシュタインは、今日明日のトレーニングで様子をみて判断する」

 故障者を多数抱えるブレーメンにおいて、4試合で3ゴールをマークし、攻撃陣を牽引してきた大迫の離脱は手痛いものとなる。会見に同席したスポーツディレクターのフランク・バウマンは、「クラブにとってとてもつらい。だが、この逆境を乗り切れると信じている」とコメントした。

 懸念されるのが日本代表への影響だ。森保ジャパンは10月にカタール・ワールドカップ二次予選を控えており、10日にホームでモンゴルと、15日にアウェーでタジキスタンと対戦する。

 少なくとも1か月以上は離脱するという指揮官のコメントから判断すると、この2試合への出場は絶望的だろう。森保一監督にとっても、頭の痛い問題となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部