デンゼル・ワシントン
 地下鉄職員とハイジャック犯との頭脳戦を描いたアクション・サスペンス「サブウェイ123 激突」がいよいよ本日9月4日より公開となる。1974年の傑作映画「サブウェイ・パニック」を「エネミー・オブ・アメリカ」のトニー・スコットがリメイクしたこの秋最大の話題作で、主演を務めるのはハリウッドきっての名優デンゼル・ワシントンだ。2度のアカデミー賞受賞をはじめ、数々の映画賞に輝く彼が今回挑んだのは、ハイジャック犯に挑む鉄道職員のガーバー。突然犯人との交渉役に指名され「なぜ自分なのか?」と謎を抱きながら、市民の安全の為に頭脳を闘わせる男を熱演した。役作りの為、11kg太り少し間抜けな男を意識したというデンゼル・ワシントンの作品への想いに迫った。

――作品を拝見して、手に汗握る交渉シーンの数々にとてもハラハラしました。ジョン・トラボルタとの共演はいかがでしたか?

デンゼル・ワシントン:ジョン・トラボルタがとにかく素晴らしい俳優だというのは皆さんお分かりだと思うんですけど、それに加えて普段から素敵な人間なんです。本当に暖かくて、とても仕事がやりやすく、撮影が楽しかったです。一緒にジョークを言ったり歌を歌ったり、酒を飲むような過ごし方をしました。

――「サブウェイ123 激突」でのガーバーは鉄道職員ですが、オリジナル版「サブウェイ・パニック」では警察官役で登場していますね。

デンゼル・ワシントン:僕は「インサイド・マン」で警察官役を演じたばかりだったので、また同じような役はやりたくなかった。この映画の新しい役柄を聞いて、銃の使い方も分からない、そしてたまたま電話に出てしまって人生が変わってしまう男に魅力を感じたんですね。

――“普通の男”を演じるのは、逆にとても難しかったのではないでしょうか?

デンゼル・ワシントン:世の中にいるのは私を含めてほとんどが普通の人だと思うんですね。なので、さほど大変とは思わなかったのですが、まず25ポンド(約11kg)体重を増やして、メガネをかけてコーヒーを自分にひっかけてしまうような、少し間が抜けている男になろうと意識しました。普通の人が普通では無い出来事に遭遇するというストーリーがこの映画に惹かれた部分です。非常事態に巻き込まれながらも妻には「牛乳持って帰ってきて」と言われるような男で、そこがすごく気に入りました。
No.101/123なぜ、59分なのか?