井上尚弥、中谷潤人との再戦「望む声あるならアリ」 次戦は白紙強調、TikTok発言は「記憶にございません(笑)」【一夜明け会見】
睡眠時間は2時間半…横浜市内の所属ジムで会見
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が3日、東京ドームで行われた元世界3階級制覇王者・中谷潤人(M.T)との防衛戦から一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見した。3-0(116-112×2、115-113)で判定勝ちし、世界が注目する“世紀の一戦”を制した。今後は「白紙」としながらも、中谷との再戦については「望む声があるなら第2弾もアリかなと思います」と可能性を残す発言もあった。戦績は33歳の井上が33勝(27KO)、28歳の中谷が32勝(24KO)1敗。
睡眠時間は2時間半。興奮冷めやらぬ中、所属ジムの大橋秀行会長、父でトレーナーの真吾氏、弟のWBC世界バンタム級王者・拓真とともに会見。井上は「ひとまずホッとしている。こうして一夜明け会見を拓真と2人(で出る)の約束が果たせた。2人で出席できたことを嬉しく思う」とコメント。拓真も同じ興行で、元4階級制覇王者の井岡一翔(志成)に3-0の判定勝ち。初防衛に成功した。
「中谷選手の技術、気迫を感じながら戦っていた。向こうもそういう感じだったと思う。お互いが打っても当たらない空間をお互いを楽しんでいたと思います。そこから自然に出た笑顔だっと思う」と、試合中でも笑顔が出た大一番を振り返った。再戦の可能性については「うーん、どうですかね。望む声があるなら第2弾もアリかなと思います」とした。
ただ「昨日も話しましたが、この先は選択肢はあるが白紙」と、試合後会見でも語ったように次戦は未定であると強調。「また違うステージに行くのもアリかなと。そこは大橋会長と相談しながら」とも語った。4月のTikTokライブで「一つやりたいなと思っている試合がある」などと語っていたが、この日は「そんなこと言ってました? 記憶にございません(笑) 白紙なので」と笑った。
東京ドームの観戦チケットは1か月以上前に5万5000席分が完売。ペイパービュー(PPV)配信がなされ、テレンス・クロフォード氏ら海外からも大物が駆け付けるなど、注目は日本国内にとどまらないビッグマッチになった。
大歓声の中始まった歴史的一戦は、互いのハイレベルな攻防で息をのむ展開が続いた。10回、偶然のバッティングで中谷が流血。11回には井上の強烈な右アッパーがヒットした。12回を戦い抜いた両雄はリング上で抱擁。結果は井上が3-0で判定勝ちを収め、歴代最長となる世界戦28連勝に記録を伸ばした。
昨年3月の年間表彰式で、井上が中谷との対戦を呼びかけたことをきっかけに、ビッグマッチの計画が進んだ。権威ある米ボクシング専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超えた格付け)では井上が2位、中谷は6位。井上の所属ジムの大橋会長によると、井上、中谷ともにファイトマネーは過去最高額だった。
井上に敗れた中谷は、試合後に左眼の検査のため病院に向かった。関係者によるとCT検査の結果は「異常なし」。軽傷とみられる。
(THE ANSWER編集部)
