《京都小学生死体遺棄》残された「リュック」の謎 複数回捜索も見つからず、4日前に雨も「濡れていなかった」…発見場所近くの住民「大人でも怖くてよう歩きませんわ」〉から続く

 京都府南丹市園部町で小学6年生の安達結希(ゆき)くん(11)が行方不明となり、4月13日に遺体で発見された事件で、死体遺棄の容疑で義父の安達優季容疑者(37)が逮捕された。「週刊文春」は、優季容疑者の人物像などについて、証言を報じている。

【画像】結希くんの母親と容疑者が勤務する工場


遺体が発見され、緊張感が漂っていた  ©文藝春秋

 地元住民の一人は、容疑者と結希くんの母親の関係について次のように語る。

「結希くんの母親と優季容疑者は、京丹波にある電気機械器具を製造する工場で知り合ったそうです。結希くんのお母さんは東京で美容師をしていて、結婚して子どもを産んだ後、離婚して地元の南丹市に戻ってきた。一方の優季容疑者は、京都市内の高校を卒業後、工場に正社員として就職。真面目な仕事ぶりで少しずつ出世し、少し前に品質保証部の品質管理課長に抜擢されたと聞きました」

 容疑者はパソコンが得意で、上司からの評価も悪くなかったという。

 結希くんは3月23日に行方不明となった。携帯電話やGPS機器を持っていなかったため捜索は難航し、地域住民からは「結希くんのおばあさんが『なんとか助けてやってください』と泣きながら話していて、本当に胸が苦しくなりました」との声も聞かれた。

 事件の謎の一つとして、行方不明から6日後の3月29日に発見された通学用リュックサックが挙げられる。

 リュックが見つかったのは、小学校から西に約3キロ離れた山中だった。社会部記者によると、「リュックを見つけたのは、結希くんの親族。細い峠道に設置されたガードレールの裏側に、横倒しにされていたそうです」という。

事件に残る不可解な点

 しかし、この発見にはいくつかの不可解な点が存在する。リュックには目立った汚れや動物に荒らされた形跡が全くなかった。さらに、「25日に雨が降っていたのにリュックはまったく濡れていなかった」という。

 また、地元の消防団がこの場所付近を複数回捜索した際にはリュックは発見されておらず、なぜ突如として現れたのかが疑問視されている。

 現場近くの地元住民は、その道について次のように話す。

「あの道は(隣町の)京丹波に抜けるだけの道で、あっちに用事がある人しか通りません。街灯もないし、大人でも怖くてよう歩きませんわ。対向車が来ても逃げられない狭い道。子どもなんかが歩くわけない」

ヤフコメに寄せられた声

 こうした報道を受け、Yahoo!ニュースのコメント欄には事件に対する様々な声が寄せられている。

 あるユーザーは、被害者の心情を思いやり、真相究明について意見を述べている。

「この記事を読んで一番つらいのは、子どもがどれだけ不安で怖かったかを想像してしまうこと。不可解な点が多いからこそ、感情的な決めつけではなく、警察には丁寧に全容解明してほしい。被害者の尊厳が置き去りにならない報道も大切だと思う」

 結希くんの無事を願っていたというユーザーからは、悲痛な声が上がっている。

「ニュースをみたときから無事に見つかるといいなと願ってました。未来があるこれからどんなことにも挑戦できるはずの少年がこんな結末を迎えてとても悲しい」

 現在配信中の「週刊文春 電子版」および4月16日(木)発売の「週刊文春」では、この事件の総力取材の結果を報じている。「週刊文春 電子版」では誌面未掲載の最新情報も配信中。担当記者が現地から最新の取材状況を報告した解説動画も公開している。

◇◇◇

「週刊文春」では、今回の事件について情報を募っています。文春リークスまで情報をお寄せください。

(「文春オンライン」編集部)