再協議控え…トランプ大統領の行動に疑問の声 「和平合意」「攻撃再開」両方あり得る?【#みんなのギモン】
イランと2回目の協議を控えるなか、アメリカのトランプ大統領やトランプ政権のやることに疑問の声が上がっています。そこで今回の#みんなのギモンでは「トランプ大統領の“本心”は?」をテーマに詳しく解説します。
■「凱旋門」計画や“キリスト画像”
アメリカのトランプ政権は15日、建国250周年を記念して首都ワシントンに「凱旋門」を建設する計画を発表しました。
凱旋門は建国250周年にちなんで高さ250フィート、およそ76メートルになるということです。
トランプ大統領は建設に強い意欲を示していて「世界で最も壮大で美しい凱旋門になる」と投稿していますが、「景観を損なう」などと反発した人々が差し止めを求めて裁判を起こすなど物議を醸しています。
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フランスの凱旋門がおよそ50メートルなので、それよりかなり大きいものの建設を計画しているということです。疑問の声が上がっているのは、凱旋門だけではありません。
再び「イエス・キリスト」の画像なのでは、という投稿が物議を醸しています。
トランプ大統領は、12日に自らをイエス・キリストに見立てたとも見える画像を自身のSNSに投稿し「イエス・キリストではなく医師」として描かれたものだなどと釈明しました。
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しかし、トランプ氏の支持基盤である「キリスト教保守派から批判が噴出している」との報道もありその後、投稿を削除していました。
しかし、そこからわずか2、3日で今度は、別の人が作ったとみられる画像をリポスト、再投稿したのです。星条旗を背景にキリストとみられる人物がトランプ氏を抱き寄せ、こめかみを触れ合わせている様子が描かれています。
■一旦は削除も…「怒り収まらず」2回目の投稿か

トランプ大統領の本心について、アメリカ政治に精通する明海大学の小谷哲男教授に伺いました。
こうした投稿を続けた理由については、イラン攻撃を批判している「ローマ教皇レオ14世へのあてつけ」という側面が強いのではないかとのこと。
教皇はアメリカ出身で、トランプ大統領は教皇になれたのは自分のおかげだと思っているということです。それなのにイランへの攻撃を批判されて、裏切られた気持ちになっているといいます。
1回目の投稿で支持基盤から批判され政権としては「まずい」となり一旦は取り下げたが、教皇に対する「怒りが収まらず」2回目の投稿に至ったとみています。
■「非常にすぐ終結できると思う」

イランとの2回目の協議に向け、トランプ大統領はFOXビジネスのインタビューに、戦闘は近く終結するという見通しを示しました。
トランプ大統領
「非常にすぐ終結できると思う。イランが賢明ならばすぐに終わるだろう」
トランプ政権の報道官は15日、次のイランとの対面協議は前回と同じパキスタンの首都、イスラマバードで開催される可能性が高いと述べました。
現地の報道では両国の交渉は進展していて、戦闘終結に向けた「枠組み合意に近づいた」と報じられています。
また、両国が和平合意に向けた交渉期間を確保するため、来週21日とされていた「停戦期限を2週間延長することを検討している」とも伝えられています。
■合意の「中身」次第で攻撃再開も?

ただ、一方で停戦が維持されなければさらなる攻撃も考えられるということです。
ワシントン・ポストは、国防総省が大規模な追加部隊を派遣し、停戦が維持されない場合には、地上作戦を含む追加攻撃を行うことを検討していると報じました。
およそ6000人が乗艦する原子力空母や海兵遠征部隊およそ4200人も今月末ごろに到着する予定だとしています。
トランプ大統領は、和平合意に至りたいのか、攻撃を継続したいのか、本音はどこにあるのでしょうか。
小谷教授は、「両方」あり得るとみています。というのも、トランプ大統領は交渉において常に色々な選択肢を持っていたい人だということだからです。
合意は早ければ早いほど良いけれども、その「中身」次第で両方考えていると思うということです。
今後行われる2回目の交渉で、和平合意に至るのか、それともまた攻撃が再開されてしまうのか、世界が固唾をのんで見守ることになります。
(4月16日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)【#みんなのギモン】身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)
