広島テレビ放送

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 2026年1月、広島県世羅町出身の女子プロレスラーが引退しました。3月、初めて帰省した彼女は、地元で新たな挑戦をはじめました。

 世羅りささん。青い髪がトレードマークです。

■世羅さん
「お久しぶりです」
■地元の人
「かえってきとったん?」
■世羅さん
「参加しようと思って。」

 3月、世羅町で開かれたボッチャの大会に参加しました。まずは準備体操

■世羅さん
「できない・・・結構、本格的ですね。めっちゃ体がかたいんですよ。 自慢じゃないんですけど。」

 世羅さんは2012年にプロレスデビュー。蛍光灯などを使った過激な試合形式「デスマッチ」は世羅さんの代名詞です。第一線で活躍を続けてきたプロレス人生。しかし、体も限界に達し、2026年、13年あまりの現役生活に幕を下ろしました。

■世羅りさ さん
「本当に幸せなプロレスラー生活でした。今までありがとうございました」

 引退後、初めての帰省。話かけてくれたのは世羅町の教育長でした。

■世羅町教育委員会 早間貴之 教育長
「子どもだったときに、うちの妻が学校の教員だったので、知っていると言ってました」
「りさちゃんはクマと出会った?」

■世羅りさ さん
「はい、よくご存じで・・・クマにあいさつしたことがあるんです」

■世羅町教育委員会 早間貴之 教育長
「だれがおるんかな思ったらクマだった?」

■世羅 さん
「人間だと思ったらクマでした」

 教育長に見せたいものがありました。

■世羅さん
「これは新人募集のチラシなんですけど、練習教えてという感じでやっていこうかと。」

 引退を決意した後に開かれた凱旋試合。ふるさとの人たちを前に新たな挑戦を掲げました。プロレス団体「レッスルBINGO」の旗揚げです。

■世羅りさ さん
「世羅町で育て上げた人材が、日本・全国・そして世界へ旅立っていくというのを、是非応援していただけたらと思います。」

 プロレスを通して社会で活躍できる人材の育成をめざします。

■世羅町教育委員会 早間貴之 教育長
「教育委員会にも貼らせてください。」

■世羅さん
「え!良かったら何枚か・・・ありがとうございます。」

■世羅町 早間 教育長
「置かせてくださいね。頑張ってください。応援しています。」

■世羅りさ さん
「意外と好意的でびっくりしました。初めて凱旋したときは、『プロレスなんて野蛮なことやって』みたいな批判的な声しかなくて、それでもめげずに7回くらい凱旋したんですけど、温かく迎え入れてくださり有り難いです」

 応援してくれたふるさとの人たちに恩返しをしたい。反応も上々です。

■世羅りさ さん
「世羅町の人は、ほんとあったかくて、顔を知らなくても、『あなた青髪すごいわね、うちにも世羅りさっていう青髪のプロレスラーがいてね』って言われて、『あ、本人です』みたいなこともよくあって。意外と知ってくださっているし、話かけてくれるのもうれしくて」

■世羅りさ さん
「ここが我々の寮になる予定の建物です」

 団体の運営会社が購入した空き家です。寮にリフォームし、さらに隣の空き地にリングを建設します。引退して、今はリングから離れた生活です。

■世羅 さん
「今まで受け身を取ったりとかで体を酷使していたので、いろいろ悲鳴あげてたんでしょうね。心は、ちょっとリングが恋しいという気持ちはあります。だから早く教えたいですね。教えるほうだとリングにも上がれるので。教えながら自分もリングに上がって、指導したいなっていう気持ちが今すごい強いです。」

 プロレス団体の旗揚げ。世羅さんには、もうひとつの狙いがありました。

■世羅りさ さん
「ここに道場ができることによって、遠方から見に来る方って意外といると思うんですよ。遠方からきた人に『世羅町って、こんな素敵なんだ』って知っていただいて、いろんな観光地を巡っていただいて、いろんな宿泊施設に泊まっていただいて、ちょっとでも貢献できたらなっていうのは、すごい思います」

 13年あまりのプロレスラー生活に区切りをつけた世羅りささん。新たな目標に向け、ふるさとで一歩を踏み出しています。

テレビ派 2026年4月6日 放送】