歯科や眼科はあるのになぜ「足科」はない?先進国で日本だけが取り残された足の医療の空白地帯【眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話】
日本には歯科、眼科、皮膚科はあるのに足科はなぜないのか
日本は足の医療が発達していない!
日本には足を専門とする医療がありません。一方、世界に目を向けると、実は「足の医療」という概念は古くから存在します。
18、19世紀の偉人であるナポレオンやリンカーンは、なんと足の専門医を抱えていたそう。また、米国ニューヨークに足の医療=足病医学の専門大学ができたのが1895年。米国の大手スポーツシューズメーカー「ニューバランス」も、扁平足や外反母趾の矯正ぐつの製造会社として1906年に創業されました。その頃、日本は明治時代。洋装や西洋ぐつが普及し始めたばかりでした。
現在も日本と比べて、アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、ニュージーランド、オーストラリアといった先進国では足病医学が発展しており、「足の専門医」の制度が確立されています。つまり、歯科や眼科、皮膚科の医院があるのと同様に、「足科」の専門医や専門医院があるのです。
これらの国々では、足に問題があれば足の専門医を受診します。ところが、足の医療が遅れている日本では、外反母趾で歩けないほど足が痛くても、受診するのは整形外科です。しかし、整形外科の医師に足の専門知識はありません。まるで、歯が痛いのに眼科を受診するようなものなのです。
本当に足を治したいなら、足の専門知識を身につけた人に相談するのが一番。足の専門家なら、長年の悩みを改善できる可能性が十分にあります。
外国では「足の医療」という概念が古くからあった
日本ではまだまだ「足病」についての研究、医療が諸外国より遅れているのが現状です。日本にももっと専門医が増えてほしいと願っています。
足の医療が進んでいる国はたくさんある
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話』著:中島武志

