NY株式23日(NY時間16:22)(日本時間05:22)
ダウ平均   46292.78(-88.76 -0.19%)
S&P500    6656.92(-36.83 -0.55%)
ナスダック   22573.47(-215.51 -0.95%)
CME日経平均先物 45395(大証終比:+75 +0.17%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。一方、前日上昇したアップル<AAPL>やエヌビディア<NVDA>は反落し、ナスダックは大幅安。

 午後になってパウエル議長の講演が伝わり、米株式市場は下げの反応を見せていた。議長は、労働市場とインフレの見通しにはリスクがあると指摘。この先、FRBにとって困難な道のりが待っている可能性が高いとの認識を示した。FOMC後の会見とほぼ変化はなかったが、「株価はかなり高い評価水準にあると多くの指標が示唆している」と述べていたことに敏感に反応した模様。
 多くのストラテジストやエコノミストからも、AI関連銘柄を中心に株価のバリュエーションに関しては同様の見解が指摘されている。米株式市場が最高値圏にあるリスクを市場は注視している。AI関連の取引が継続的に米株式市場を押し上げることができるのかについて疑問はなお多い。特に、関連株のバリュエーションが高止まりしているリスクを踏まえると、その持続性は懸念されている状況。そのような中での本日の議長の発言ではあった。

 エコノミストは「バリュエーションが割高な水準にある場合、悪材料が出た時にひび割れが目立つ。必ずしもそうなるとは限らないが、年後半の成長加速、もしくは根強い高インフレに何らかの進展が株価維持には必要だ」という。いずれかの側面が改善すれば市場の支えになると述べていた。

 投資家は9月30日の期限を前に政府閉鎖の可能性が高まっている点にも注目している。米上院は先週、つなぎ予算案を否決。このところ市場は、政府機関閉鎖への懸念を無視する傾向にはあるが、今回は経済環境が過去20年以上で最も弱い中での閉鎖となる可能性もあり、これまでとは異なる展開になる可能性も留意されるという。

 半導体関連のACMリサーチ<ACMR>が上昇。同社株は9月26日の取引開始前にS&P小型株600指数の算出銘柄に組み入れられると発表された。

 ロケット宇宙船開発のファイアフライ・エアロスペース<FLY>が決算を受け大幅安。売上高が予想を下回ったほか、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだ。

 ボーイング<BA>が上昇。ウズベキスタン航空が最大22機の787ドリームライナーを発注したと発表した。さらにパーデュー駐中国米大使が、米中間で巨額のボーイング機の発注に関する交渉が数週間以内に最終合意に達する見通しだと述べたことも材料視されている。