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トルコ1部リーグでの蛮行

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)が連日熱戦を繰り広げる中、トルコではGKが乱入したファンから激しい暴行を受けるという衝撃的な事件が起こった。オーストラリア放送局は「ならず者のファンに暴行を受けた後、病院送りに」と報じている。

 事件が起こったのは27日に行われたトルコ1部リーグのギョズテペ―アルタイ戦。オーストラリア放送局「7ニュース」によると「トルコ1部ギョズテペ―アルタイのダービーの前半、発煙筒や危険物がスタンドに投げ込まれたことでファンが負傷し、2台の救急車がピッチに入り、プレーは中断された」と試合は最初から荒れ模様だったことを伝えている。

 その中で信じられない光景が。「選手と審判たちが負傷したサポーターをスタジアムから搬送するメディカルスタッフを待つ最中、ならず者のファンがピッチに乱入し、アルタイのゴールキーパー、オスナ・エブリム・エゼンチをコーナーフラッグで叩いた」と報道。暴行を受けて出血したエセンチは病院に搬送されたものの「意識はある」とのこと。「メディカルスタッフは彼の頭に4センチの切り傷を見つけた」と負傷具合についても触れている。

 その後「両チームはロッカールームへ戻り、その25分後に試合の中止が言い渡された」と試合は打ち切られたという。騒動はこれで収まることはなく、同局は「カオスは試合後に収まらず、取っ組み合いがスタジアムの外で発生。刃物を持つファンも目撃された。衝撃的な映像では、ファンが刃物で切りつける場面も見られた。彼はこの後、重体で見つかった」と報じた。

 さらに同局は「これを受けてイズミル市のヤブス・セリム・ケシュゲル知事は声明を発表。『13人の容疑者が逮捕された』と語った」と報じ、事態の重大さを伝えている。

(THE ANSWER編集部)