チュニジア戦に臨んだ、森保一監督 (撮影:浦正弘/PICSPORT)

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14日、キリンカップ決勝で日本はチュニジアに0-3の敗戦を喫した。これでカタールワールドカップのメンバー選考を兼ねたテストマッチの残りは、9月に予定されている2試合だけになった。

森保一監督は6月の練習試合について「システムより、今回招集させてもらっている選手を試すとか、選手同士の融合をどうしていくかを見ていきたい」と語っていた。実際、森保監督は離脱した守田英正、菅原由勢、負傷明けの冨安健洋とGKの大迫敬介を除いた全選手を起用。また選手のプレー時間も考慮したと思われる采配を続けた。

フィールドプレーヤーではやはり主力と思われる選手、信頼の厚い選手の起用時間は他の選手に比べて伸びている。今回の全選手のプレー時間は次のとおりとなった。

川島永嗣 96分
権田修一 94分
シュミット・ダニエル 188分
大迫敬介 0分
長友佑都 165分
吉田麻也 282分
谷口彰悟 189分
山根視来 204分(1ゴール)
板倉 滉 285分
中山雄太 150分
冨安健洋 0分
伊藤洋輝 284分
菅原由勢 0分
原口元気 154分
柴崎 岳 108分
遠藤 航 306分
伊東純也 170分
浅野拓磨 107分(1ゴール)
南野拓実 159分
古橋亨梧 112分
守田英正 0分
鎌田大地 202分(1ゴール)
三笘 薫 220分(2ゴール)
前田大然 87分(1ゴール)
堂安 律 187分
上田綺世 82分
田中 碧 187分(1ゴール)
久保建英 140分(1ゴール)


最も長い時間出場したのは遠藤航、そして板倉滉、伊藤洋輝、吉田麻也と続く。板倉と伊藤の経験を急いで積ませようという意図が見えたと言えるだろう。

同じようにワールドカップアジア最終予選でレギュラーとしてプレーした伊東純也南野拓実よりも鎌田大地三笘薫のほうが長い時間プレーしている。鎌田と三笘はともにゴールも挙げており、しっかり結果を出した。

ワールドカップアジア最終予選で途中から台頭した田中碧と同時間プレーしたのは堂安律。代表に復帰して好プレーを見せたことでピッチに立つ時間を伸ばしたと考えられる。

一方でFW陣は出場時間が延びなかった。古橋亨梧の112分が最長で、浅野拓磨は107分、前田大然は87分、途中離脱した上田綺世は82分。ゴールを挙げたのは浅野と前田の2人だった。

GKではシュミット・ダニエルだけが2試合起用されたが、その理由について森保監督は「力のあるチームでどういうプレーが出来るか見たいと思った」「GK全体を底上げできるように(起用した)」と試合後の記者会見で語っている。そのためシュミットが一歩リードしたということではないだろう。

今回招集された選手に加え、これまで実績のある大迫勇也と酒井宏樹を加えた中からワールドカップのメンバーが選ばれる可能性は高い。もっとも、カタールワールドカップはヨーロッパのリーグを中断して開催されるため、大会直前のコンディションが大きく選考に関係してくるはずだ。

それでもこの4試合で積み上げた実績は少なからぬ意味を持つ。本大会メンバー選びの頼れるデータになるに違いない。


【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:浦正弘/PICSPORT】



(撮影:浦正弘/PICSPORT)



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(撮影:浦正弘/PICSPORT)



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