U-20セネガル代表FWアマドゥ・サニャ

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 鮮烈な“9.6秒弾”だった。U-20ワールドカップの開幕戦で開始直後のゴールを含むハットトリックを記録したU-20セネガル代表FWアマドゥ・サニャが国際サッカー連盟の公式サイトで特集され、「記録を破ることができて本当にうれしい」と振り返っている。

 セネガルは大会開幕日の23日、グループリーグ第1節でオセアニア代表のタヒチと対戦。大会第1号はまさかの形で生まれた。セネガルのキックオフで始まった攻撃はロングボールが敵陣にわたると、MFユスフ・バッジのフリックを受けたサニャが左足シュート。これがネットに突き刺さった。

 FIFAの集計によると、ゴールはキックオフから9.6秒で生まれたもの。1985年大会に記録された14秒を大幅に上回って大会史上最速となった。また、スピード自慢のサニャはその後も立て続けに敵陣を切り裂き、前半29分と後半15分にも得点をマーク。今大会のハットトリック第1号にも輝いた。

 試合後、サニャは「ハットトリックができたのも素晴らしく特別なこと」と鮮烈なU-20W杯初陣に感激した様子。「チームとしてうまく機能したし、僕のおかげだけじゃない。みんなが勝利に値するプレーをしていたよ」と述べ、3-0でスタートダッシュを切ったチームを誇った。

 サニャは1999年6月10日生まれの快速ウインガー。自国セネガルのカヨル・フットに所属している。