自民党の谷垣禎一総裁は18日、橋下徹大阪市長などが注目を集めていることを受け、「こういう雰囲気は、昭和10年代の日本にもあった。『政党政治はだめだ』と、軍部が出てきた」などと発言した。中国メディアが同発言を伝えると、インターネットの投稿ページなどにでは、「やはり、日本は再軍国化を狙っている」とする意見が集まった。

 谷垣総裁は橋下大阪市長など「第三極が耳目を集めている」などと指摘。「復興など大作業があるのに物事が進まないと多くの人が感じている」と述べた上で、「こういう雰囲気は、昭和10年代の日本にもあった。『政党政治はだめだ』と、軍部が出てきた。ナチスが出てきたときも、ムッソリーニが出てきたときも、そういう雰囲気だったと思う。既成政党はしっかり頑張らなければいけない」と論じた。

 中国メディアは、谷垣総裁が独裁政権が出現した歴史的状況を指摘した上で、「議会政治家はこの問題をしっかり認識して、国民の批判を受け止めねばならない」との考えを示したと紹介した。しかし、中国では「日本の再軍国化」を現実のものと受け止めた読者の反応が目立つ。

 ニュースサイト・環球網のコメント欄には、「日本で軍国主義は、もともと消滅などしていなかった!」、「日本は一貫して戦争の準備をしているからな」、「アジアの情勢が不安定になれば、日本はチャンスとばかり軍事力を発展させるよ」、「アメリカよ、日本という飼い犬をよく見ておけよ」といった書き込みが並んだ。

 谷垣総裁の発言を受け、「日本人自身が(軍国主義化という)問題の深刻さを認めている」との意見も寄せられた。「(日本の)言行不一致は昔からだよ」との書き込みもある。日本の一貫した主張である「戦後の日本は平和国家である」との言い方に反発したと思われる(編集担当:如月隼人)