オリックス・九里亜蓮 弘前でパワー“アップル”6回2/3零封の快投で3勝目「勝ちきることができた」
◇パ・リーグ オリックス2─0楽天(2026年5月12日 弘前)
桜の季節を終えた青森県弘前市で、オリックス・九里が楽天打線をきりきり舞いさせた。6回2/3を6安打無失点、121球の熱投で3勝目を挙げ、チームの連敗脱出に貢献。詰めかけたファンへ感謝の思いがあふれた。
「本当に青森県でも、オリックスファンの皆さんがたくさん応援してくれて。なんとか勝ちきることができたのでよかった」
3回2死では辰己への2球目に計測不能の超スローボールを披露。1万1061人が詰めかけた、はるか夢球場のこの日一番のどよめきに「耳には入ってきていましたよ」とニヤリ。5回までは毎回走者を背負いながら緩急自在の投球で切り抜け、先発としての役割を果たした。
先発陣最年長右腕は自身の登板だけではなく、同僚の登板の振り返りも欠かさない。「どの投手も僕はしっかり見ている。聞かれたら何でも答えられるようにしようと思って」。特に昨オフの自主トレをともに過ごした曽谷とは、シーズンに入っても質疑応答のキャッチボールが続く。「オフだけ一緒にやって終わり、じゃないので。(曽谷)龍平には頑張ってキャリアハイを更新してほしいですし、僕も負けないように」。さらなる高みを目指している。
この日の登板前日にエスピノーザから学んだカーブも駆使。7回2死から四球を与えて降板となった際には、思わずしゃがみ込んで悔しさをにじませた。「きょうみたいな内容だと、なかなか長いイニングを投げることができないと思うので」。飽くなき向上心とともに、チームの先頭に立ってけん引する。(阪井 日向)
