北海道土産の定番「木彫りの熊」が50万円で売れたケースも…実はおカネになる「家の中に眠っている意外なお宝」

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旅行のお土産が高値で取引されることも

一般の家庭でも価値あるお宝が見つかることはある。旅先でお土産に購入した雑貨も売れないわけではない。ネットオークション歴20年以上のライター・川崎さちえ氏が解説する。

「今ではほとんど見かけなくなりましたが、修学旅行のお土産で定番だった『浅草』や『京都』と印刷された提灯やペナント(細長い三角形の旗)も売れます。

ご当地キーホルダーにもコレクターがいて、10点セットで7500円ほどになる。キティちゃんなどのキャラクターものなら、さらに高くなる可能性もあります」

玄関や棚に置いたまま忘れられている土産物も侮れない。

「かつて北海道土産の定番だった木彫りの熊のような民芸品は、近年その造形美が再評価されています。特に、引間二郎など有名な木彫り作家が彫った作品は、50万円以上の価値が付くこともあります。

温泉地などで売っている天然石のパワーストーンや、健康や運気など特定の効能を謳った石なら、1個4000〜1万円になるケースもありますね」(著書に『終活×メルカリ 捨てずに資産化する方法』がある菊池靖志氏)

スピリチュアルや占いの分野では、書籍にも根深い需要がある。前出の川崎氏によれば、過去にブームになった占いや「都市伝説系」の本は高値が付く。実際に占いの本4冊が3万円で売れたという。

こうした趣味のモノでは、雑誌の付録・読者プレゼントも一定の価値が出ている。

「昭和から平成のアイドルの写真集はもとより、雑誌の読者プレゼントで当選者だけに送られるアイドルのチェキや生写真は10万円以上の高値が付きます」(菊池氏)

眠っているギターが思わぬお宝の可能性も

いま最も海外で人気の日本人は、メジャーリーガーの大谷翔平選手だろう。当然ながら、彼のグッズの価格はうなぎのぼりだ。

トレーディングカード(トレカ)は中古市場で最も熱い分野の一つですが、大谷選手のトレカの過熱ぶりは目を見張るものがあります。

彼の日本時代やデビュー当時の限定品は1枚7万円、状態が良く直筆サインがあれば30万円以上の値段が付くケースもあります」(菊池氏)

また、子ども向けの玩具ではガンダムなどのプラモデル、仮面ライダーの変身ベルトなども高値が付きやすい。超合金やソフビ(ソフトビニール)製の人形は、保存状態によっては驚くべき価格になる。

あまり知られていないのが、リカちゃんやバービーといった着せ替え人形だ。箱入りの状態が良いものだと2万円以上、'50年代のバービーは数十万円になる可能性もある。

もともとブランドとして価値があるモノも忘れてはいけない。前出の西野氏が勧めるのが国産ギターだ。

「'60〜'80年代に国内メーカーが製造したギターは、世界中の愛好家から『ジャパン・ビンテージ』という確固たる評価を得ています。東海楽器、アイバニーズ、グレコなどの代表的なメーカーなら、10万〜100万円以上になることもあります。

価格が高騰する理由は、当時の日本の職人たちの技術力の高さと、惜しみなく使われた良質な素材。ボディに使われたマホガニーやハカランダといった木材は、現在では国際的な規制によって入手が極めて困難なのです」

同じく日本ブランドとして近年注目されている国産ウィスキーは空き瓶でも値が付く。サントリーの「山崎25年」のような希少な銘柄は、空き瓶と化粧箱だけで100万円以上で取り引きされることもある。コレクターの観賞や飲食店の展示に使われるのだ。

お宝の売り方はどうすればいいのか

では、こうしたお宝をどうやって売ればよいか。前出の川崎氏が解説する。

「高く売るなら、メルカリやヤフーオークションなどネットの中古市場でアカウントを登録し、お宝を写真に撮って出品するのがよいでしょう。

ただ、一つ一つ出品しても、いつ売れるかはわかりません。手間を省いて一気に片づけるなら、出張買い取り業者に依頼するのをお勧めします」

家具や家電、骨董品から貴金属まで一括で査定できる買い取り業者であれば、一度に引き取ってもらいやすい。

「『何でも無料で引き取ります』という業者や、依頼もないのに突然訪ねてくる『押し買い』業者には注意してください。古物営業法に基づいた『古物商許可番号』を掲示しているかどうかを確認しましょう」(株式会社トレジャー・ファクトリーの西野剛氏)

あなたの家にも、きっと一つや二つは掘り出し物が眠っているはずだ。ぜひ、生前整理をして探してみよう。

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「週刊現代」2026年5月11日号より

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