震度5強の地震発生を受け、国道で注意を促す電光掲示板(27日午前9時7分、北海道浦幌町で)=原中直樹撮影

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 27日午前5時23分頃、北海道十勝地方南部を震源とする地震があり、北海道浦幌町で震度5強を観測した。

 震源の深さは83キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・2と推定される。気象庁は20日の三陸沖を震源とする地震で発表した「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の対象ではないとしている。

 各地の主な震度は、北海道新冠町で震度5弱、札幌市や函館市、帯広市、青森県階上町などで震度4、北海道北見市、苫小牧市、青森県八戸市、むつ市などで震度3だった。北海道庁の午前8時現在のまとめなどによると、函館市で高齢者施設に入居する女性(91)が転倒して軽傷を負った。この地震による津波はなかった。

 気象庁によると、今回の地震は後発地震注意情報で警戒を呼びかけていた巨大地震の想定震源域の外側で発生。推定Mが6・2と小さい上、予想されていたプレート境界型の地震でなく、太平洋プレートの内部で起きたため、「注意情報の対象地震ではなく、新たな注意情報の発表基準にも該当しない」としている。

 今後も対象地域で大きな地震が起きなければ、後発地震注意情報に伴って「特別な備え」を促していた政府の呼びかけは、27日午後5時で終了する見通しだ。

 一方、同庁は揺れが強かった地域では落石や崖崩れの危険性が高まっているとして、「1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意してほしい」としている。