井上尚弥【写真:荒川祐史】

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サウジアラビアで井上尚弥VSピカソ

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(122ポンド、55.34キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が27日、サウジアラビアの首都リヤドのモハメド・アブドゥ・アリーナで、WBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)を3-0の判定で破り、防衛に成功した。試合直前には、バンテージを巻いた井上に入った思わぬ“横やり”に、海外のファンも苦言を呈していた。

 決戦前、左手のバンテージを巻き終えた井上に、まさかの注意が入った。英大手プロモート企業のマッチルーム社の公式YouTubeや米専門誌「ザ・リング」公式Xが試合開始約2時間前に舞台裏の映像を公開。男性から「聞いてくれ。単純なことだ。ルールはバンテージを3本、ガーゼ、テープで仕上げる。それだけだ」と指摘されていた。

 井上の父・真吾トレーナーは「ミーティング通りやっている」と抗議したが通らず、井上はバンテージをほどいて巻き直した。後ろで見ていた大橋会長も、困惑の表情を浮かべるしかなかった。動画には海外のファンからも苦言が並んだ。

「彼らはイノウエにストレスを与えようとしているんだ」
「こういうのはきっと、すごくイライラするだろうな」
「戦いが怖いときはこうするんだ」
「イノウエの感情を乱すためにストレスをかけているんだ。でも、彼はピカソをやっつけたんだから! いい試みだけどな」
「これらすべてはピカソを曇らせただけ」
「これがピカソがイノウエに対して使った最大の戦略だった」
「みんなイノウエの拳を恐れてる(笑)フルトンパート2だ」
「彼(イノウエ)が彼らに怒っているように見える」

 バンテージへの謎のいちゃもんも、ゴングが鳴れば関係なし。井上はKO勝ちとはならず「正直、悔しいですよ」と反省も口にしたが、完勝を収めた。

(THE ANSWER編集部)